アフリカと私たち
サハラ以南のアフリカの人々の平均寿命は46歳(日本は82歳)。世界の歪みが集中するアフリカを知ることで、私たちの課題が鮮明に見えてきます。この講座では、アフリカの人々の暮らしの多様な実態、植民地化以降の生活の変化、その延長線上にある貧困や飢餓、最近のグローバル化や開発援助に関する課題について学び、日本に暮らす私たちがアフリカとどう向き合っていったらいいかを考えます。
アフリカ・人々の暮らしとその変化
東アフリカの人々の食生活や住環境、水、医療、教育など、具体的な暮らしの様子について、その多様な実態を学びます。そして、こうした生活が、「先進国」との関係の中で、過去からどのように変化し、今またどう変わりつつあるのかについて考えます。
講師:吉田昌夫
日本福祉大学大学院国際開発研究科教授
TICAD市民社会フォーラム理事
『世界現代史14 アフリカ現代史II 東アフリカ』『東アフリカ社会経済論』など著書多数
第1回会場:名古屋学生青年センター
(昭和区宮東町260、 052-781-0165、名古屋大学駅徒歩5分)
第2回 2008年1月15日(火)19:00-21:00
アフリカの飢餓と私たち
ソマリアフードを食べながら
飢餓とは、具体的にどんな場所で、どんな人たちに、どんなメカニズムで起きているのでしょうか。そして、アフリカの飢餓と日本に暮らす私たちとの関係は?
第2回では、アフリカで起こっている飢餓の実情を、エイズ問題、少年兵、児童労働などの視点からその背景と私たちとの関係について学びます。また、NGOがどんな取り組みをしているかについても紹介します。
講師:清家弘久
日本国際飢餓対策機構・海外協力隊総主事
東京基督教大学非常勤講師
第2回会場:よろずアートセンター はち
(中区新栄2-2-19) (地下鉄新栄駅徒歩5分)
第3回 2008年1月29日(火)19:00-21:00
グローバリゼーションとアフリカ
経済のグローバル化が進む現在、アフリカの貧困に拍車がかかっています。これは日本に暮らす私たちと無縁の問題ではありません。
欧米や日本によるアフリカへの援助のあり方、また、そのことと関連するWTO(世界貿易機関)や世界銀行などの国際機関の政策について、私たちの暮らしに関連する食べ物や水、年金や郵政民営化などと関連させながら学びます。
講師:神田浩史
AMネット
ODA改革ネットワーク
第3回会場:よろずアートセンター はち
(中区新栄2-2-19) (地下鉄新栄駅徒歩5分)
受講料:5,800円(学生4,800円)
(部分参加の場合、各回2,300円)
定 員:30名