第494号(2000年9月)


 主イエス・キリストの聖誕2000年の年も、あと数ヶ月となりました。昨年の教区会で、わたしは、どの教会も2000年を覚えて、宣教の目標を立てるようにとお勧めしました。それを受けて、いくつかの教会この年、記念礼拝や行事を計画し、私もそれらに参加することができ、大きなお恵みと励ましを与えられています。
 あまり大きな宣教目標ではなく、自分たちの教会、そして自分独自のできそうな目標を立てて実行することが大事です。言うまでもなく、宣教は主イエス様がわたしたちにお命じになっている使命です。
 聖書の中で、とても多く出てくる言葉に、「あなたは私に従って歩み・・」(創世記17・1)とか「イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい」(使徒3・6)のように、「歩む」「歩く」という言葉があります。これらは宣教とは何かをわたしたちに教えているように思います。
 歩くということは、しっかり立っているその姿勢のバランスを崩して、一歩を踏み出すことです。安定した状況から敢えて不安定な中に身を投じることによってしか前に進むことはできないのです。
 教会の、或いは自分の現状にとどまるのではなく、敢えて「初めの一歩」を踏み出しましょう。自分にできる範囲で。ミレニアム礼拝に参加することで、参加できなくても祈ることで、捧げものをすることで。自分の周りの小さな一歩から宣教が始まるのです。そして、主がこの小さな一歩を必ず祝福し、もっと大きな歩みに導いてくださることをj信じましょう。

      主教 ナタナエル 植松 誠




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