第502号(2001年5月)


 教会にあふれるほどの人々、喜びいっぱいの顔、力強い賛美、敬虔な祈り、荘厳なパイプオルガンの響き、そして新たな自己奉献の思い。これがさる四月三十日に行われた札幌キリスト教会(主教座聖堂)聖別式でした。約600人の参列者は、北海道はもちろん、本州各地から、さらにアメリカからも集まりました。ことも聖歌隊のほかに、いくつもの教会からの信徒による合同聖歌隊が、礼拝ではヘンデルのハレルヤコーラスを、また祝賀会では「わたしたちはひとつ」を見事に歌いあげました。
 北海道教区に、昨年の「主イエスご生誕2000年記念行事・礼拝」からそよいでいる精霊の息吹を、今回の聖別式にもわたしは感じていました。広い教区に点在する二十四の教会。普段遠く離れて孤立無援のようにそれぞれの宣教に励んでいる教会。自分一人でがんばっていても意気消沈してしまうことが度々あるでしょう。ところが、教区は、教会はわたし一人ではなかった。こんなにも大勢の人がいて、みんながそれぞれの宣教の最前線で主によって生かされ用いられている。わたしにはこんな家族がいるのだ…という喜びと励ましを参列した者全員が感じたと思います。
 主を信じるものたちがこのように集まってともに賛美し、祈るところに精霊は注がれます。ペンテコステのできごとのように、一人ひとりが主の霊に強められ、福音を伝えるキリストの弟子として、北海道各地に派遣されていきます。一教会で、または一人で宣教するのではありません。こんなに大きな家族が共にいて、互いに支え祈りあっているのです。
     主教 ナタナエル 植松 誠


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