主教室より 2005年6月
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日本聖公会 北海道教区


北海の光 主教室より <2005年6月号>
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 Mさん、あなたの証しのテープを聴きました。肺ガンとの闘いの中で、あなたがどうしてもみんなに話したいということで証しをなさったということにまず感激しました。そして一言ひとこと心をこめて語るあなたの声を聴きながら、神様がMさんをここまで守り導いてくださったことに改めて感謝しました。

 あなたの証しの内容は、どれも私の心の深いところに響いています。あなたは自分に降りかかった沢山の困難や試練を、今思うとそれらはお恵みだったと言いながらも、その苦しい時には、「Mさん、それは神様からの恵みだ」と言われるよりも、黙ってそばにいてほしかったとのこと。これは大いに考えさせられました。希望や励ましの言葉を語る前に、まず共にいて共に泣くことが大事なのだということですね。

 もう一つ、牧師さんたちへのお願いとして、分かりやすい説教をしてくださいとおっしゃるあなたの言葉にはとても真実味があります。一週間に一度、やっと教会に来る信徒たち、また初めて教会に来る人たちによく分かる説教をすることが一番の宣教ではないかとのこと。その通りだと思います。そうするつもりでいても、私たちはついつい難しい、まとまらない話を長々としてしまうのですね。子どもにも分かるように、イエス様の福音を語ってほしいというあなたの切なる願いを、私はこれからいつも自分に言い聞かせることにしています。

 どうぞ私のために祈っていてください。

主教 ナタナエル 植松 誠