葬送式に先立ってレクイエム(逝去者記念聖餐式)の最中、聖別祷「取って食べなさい・・わたしを記念するためこのように行いなさい」と言って、パンを高く掲げた瞬間、「あんなこといいな...」のドラエモンのメロディがけたたましく鳴り出しました。着慣れない喪服の青年は、あわててあちこちのポケットに手を入れ、携帯電話を取り出してメロディを止めました。最も厳粛な場面でのドラエモンの登場。ここから立ち直るには何呼吸か必要でした。
会議の最中にも携帯電話は遠慮なくかかってきます。その度に、持ち主は、会議を中断して飛び出していきます。大事な電話、緊急電話の場合もあるでしょうし、どうでもよい電話や間違い電話の場合もあります。携帯がなかった時代には、電話をかける側も会議場に電話して、取り次いでもらったものでした。緊急ならばすぐ知らせ、そうでない場合は、要件を書いたメモが休憩時間に渡されました。今は、携帯が鳴ったら、それが優先です。そこにいる人との関係の大切さを考えますと、これは大いに問題があるように思います。
礼拝の最中も、携帯電話が鳴ることがあります。日曜日に教会に来て礼拝に出るということは、そこで自分の存在や時間をすべて神様に捧げるという、ある意味で非日常的なことなのです。その時こそ、いつも自分を縛りつけているものから解放されて、神様を最優先にしたいのです。やはり「礼拝中は電源を切るかマナーモードに」なのです。