主教室より 2007年1月
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日本聖公会 北海道教区


北海の光 主教室より <2007年1月号>
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 新年明けましておめでとうございます。この厳寒の中、皆さまが熱い心をもって礼拝に出席しておられる様子を想像し、大いに励まされています。凍てつく寒さ(死・暗やみ)の向こうに、すべてが生命を取り戻す春(ご復活)が確実に来ることを信じて、今からその喜びを先取りして感謝したいものです。

 この年の始め、教会は顕現日(一月六日)を祝います。教会の伝統では、この日が東の国の博士たち(今の聖書では占星術の学者たち)がベツレヘムの馬小屋に到着して主イエスを礼拝したとされています。博士たちは、ベツレヘムに行く前に、都エルサレムに寄り、ヘロデ王に、「その子(メシヤ)が見つかったら知らせてくれ」と言われていたにもかかわらず、「別の道を通って自分たちの国へ帰って行った」(マタイ二・十二)とあります。

 このお話はとても象徴的です。主イエスにお会いした博士たちは、もう、もと来た道は帰りません。彼らには別の道があるのです。そして、それは私たちの話でもあります。イエス様に出会うということは、またもとの同じ道をとぼとぼと帰って行くのではないのです。寒い冬の日曜日、私たちはいろいろな思いを持って、重荷を背負ってベツレヘムの馬小屋(教会)に行き、そこでクリスマス(キリストのミサ=聖餐式)を祝います。そこでキリストに出会い、新たな生命の養いをいただき、帰って行きます。それは、私たちにとって以前とは違う別の道です。

主教 ナタナエル 植松 誠