八月三〜四日、京都で比叡山宗教サミット二〇周年記念世界宗教者平和の祈りの集いが開かれ、私は日本聖公会首座主教として参加しました。私が大阪教区にいた時に、こ
の比叡山宗教サミットに、当時の木川田一郎首座主教の随行として参加してから二〇年経ったということで感慨深いものがありました。今回の集いにも、世界中からいろいろ
な宗教の代表者が集まりましたが、圧巻は四日夕方、比叡山延暦寺広場で行われた世界平和を祈る式典でした。仏教、キリスト教、イスラム教、神道、ゾロアスター教、民族宗教など、それぞれが法衣や式服を着けて前方のステージに登壇し、世界平和のために祈りました。各宗教によって祈りの仕方が違い、お経や祝詞、コーランの詠誦などが続きました。アメリカ先住民の平和の祈りは、羽飾りのついた民族衣装をまとった代表が、「大鷲とバッファロー(野牛)の精霊に世界平和を祈る」と言って、ドラムを叩きな
がらもの哀しい声で祈りを、歌いましたが、その間、比叡山の森の小鳥たちが一斉にさえずり出したのには驚きました。
世界平和のために宗教者がもっと協力し合わなくてはという思いから集まった人々は、信仰は異なっていますが、話をしてみると、みんな心から世界平和を願い行動しよう
とする素晴らしい方々でした。彼らの平和の祈りは、どれも私の心を打ちました。
何人もの僧侶や教主さんたちと知り合いになり、再会を約束しました。