教会暦
降誕節
2021  星の光る深い夜
ほしのひかるふかいよる
青木瑞恵 (1936-)
CECILIA
坂本日菜 (1968-)
 改訂委員会が行った、新しい聖歌の公募(第一次)によって採用された、クリスマスの聖歌です。
 クリスマスは、わたしたちのイエス・キリストが、この世にお生まれになる喜びの夜ですが、それは同時に、神と人間との契約を完全なものにするために、わが身をいけにえとしてささげた、キリストの受難の生涯の始まりをも意味します。3節には「神のみ子はやすらかに、牧人たちに守られて」とありますが、その光景は、主イエスの生涯を通しての、しばしの安息の時を象徴しています。
 曲の方も、人知れずお生まれになったみ子を、厳粛にお迎えしようという気持ちを込めて作られました。
 降誕日深夜に行われる第一聖餐式をはじめ、クリスマスの諸礼拝の中で、静かに黙想する部分などに適した聖歌です。
 作詩は、横浜教区横浜聖アンデレ教会のオーガニストで、聖歌集改訂委員の青木瑞恵。作曲は、同じく横浜聖アンデレ教会のオーガニストで、作曲家の坂本日菜。このコンビによる歌は他に2022、2036が『試用版』に収められています。
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