教会暦 
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In a little village of Bethlehem 
William Harold Neidlinger (1863-1929) 
st.3, 青木瑞恵 (1936-) 
NEIDLINGER 
William Harold Neidlinger (1863-1929) 
(訳詩 青木瑞恵)  | 
							 
						 
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 米国“The Baptist Hymns ”から採られたこの聖歌は、ベツレヘムのうまやの中に眠る神のひとり子を囲み、天使たちが賛美を歌うクリスマスの「あのとき」の情景を描いています。そして「あのとき」、神が救いの道を示された喜びを、ハレルヤと高らかに歌います。 
 「果たして主イエスのお生まれになった場所は、『うまや』だったのか?」という点に着目した論文があります。聖書の時代、民衆が日常的に飼育していたのは、羊、山羊、ろばが多く、馬は含まれていません。ギリシャ語のファトネーという言葉は、日本語では「うまや」と訳されますが、本来は家畜の飼い葉桶の意味で、どの家畜かは限定していないそうです。 
 日本の賛美歌の中に「うまや」が初めて登場するのは、明治33(1900) 年以降で、現在では牧師の説教の中でも、聖歌の中でも、一般的に理解されているのが「うまや」です。聖書翻訳の影響史において、こうした疑問なども研究されているのは大変興味深いことです。 
  原詩は2節までの歌でしたが、飼い葉桶の中のみどり子が、やがてはこの世を救う救い主となられるという、深い感慨を込めて、青木瑞恵(2021参照)が、新たに3節の詩を書き加えました。 | 
					 
				 
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