聖餐式聖書日課関係
福音書
イエスの地上の生涯
2091  馬小屋に生まれ
Lord, who left the highest heaven
Timothy Dudley-Smith (1926-)
LATIMER
Keith Landis (1922-)
(訳詩 森 敦子、訳詩協力 赤井勝哉)
 1節では降誕を、2節にエジプトへの避難、3節は少年時代の主イエス、4節は宣教の開始(公生涯の始まり)、5節は十字架の上からの主の言葉、そして6節は復活の希望を歌っています。イエスの地上の生涯を通して示される正義と平和が、感情を抑え、わらべうたのような趣をもった旋律によって歌われます。
 作詩のティモシー・ダドリー=スミスは、英国聖公会の聖職として、福音主義同盟の書記や牧会支援協会の書記に任命された経歴を持ち、1981年には主教に叙任されています。彼は早くから詩を書き始め、創作賛美歌は数多く、個人歌集も数種類出版されています。聖書に基づいた内容を、平易な英訳聖書によってインスピレーションを与えられて創作した詩を得意としていました。ある意味で、「ヒム・エクスプロージョン」(2034, 2057を参照)の先駆けとなった人物です。
 6節までありますが、全部歌わずに、それぞれの日課に合った節を選んで用いるのもよいでしょう。
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