キリスト者の生活
召命と旅
2116  主が来られたから
主がこられたから
菊池 功
SHU TO TOMONI
菊池 功
(編曲 宮崎 道)
 カトリック神言神学院聖歌隊編『SVD歌集』(1984年)に収められていた聖歌です。
 「主がともに歩むこの道を行こう」と、主による召命と派遣を歌っていますが、その道のりは「けわしく長く」、背負うべき十字架は重くて疲れ果ててしまうかもしれない、という不安・恐れを隠せない素直な思いも垣間見られます。それでも、いつも「主がともに」おられることを言いきかせるように懸命に歌います。
 1960〜70年代に盛んであったフォークミサで歌われていた賛歌の雰囲気と、カトリック『典礼聖歌』の構成の、双方からの影響を受けた聖歌といえます。もとの譜は、主旋律とコードネームだけでしたので、鍵盤用の伴奏譜を新たに用意しました。
 作詩・作曲の菊池功はカトリック教会司祭。この歌は1985年に名古屋で病気のために亡くなったポーランド人の神学生ラインホルドのために、神学生としてともに過ごした作者が作ったものです。
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