【世界の支援について思うこと】
今回の大震災に対して、信徒の方々に、救援物資と救援募金を呼びかけたところ、救援物資は、
段ボールにして30箱余り集りました。また募金は、4月末現在で、60万円を超えるお金が集まって
<礼拝・集会案内>
ような致命的な事故にならなかっただけです。その意味で、わたしは今回の事故前から、東京電
また今回の事故のみならず、かつて何度も事故を繰り返してきたことも事実です。ただ今回の
ちにその処理を委ねて、わたしたちは今の生活の便利を享受してきたのです。
【東日本大震災】
むという姿勢をとっています。これも大切なことだと思います。貧しい国の聖公会からも、支援の声
その子は「タイムマシン」と答えました。「3月10日に戻って、明日、巨大地震と大津波が来ることを、
【大宮聖愛教会としての支援】
中国に遠慮して、何らの謝意も表しませんでした。わたしは台湾で生活した経験がありますから、
このことをとても残念に思いました。台湾は、将来中国と統一されるかもしれませんが、今は、独
それに対してどう判断するかは、人それぞれでしょう。そして放射線量20ミリシーベルトを危
いのです。
す。政府もマスコミも事実だけを伝え、判断についてはいろんな意見があることを報道すればい
教会に運ばれました。
大宮教会としては、建物被害よりも先に、被害者への救援が大切であると判断し、信徒から集
力に対しては、不信感をもっていましたが、自分も電力に頼って生きている人間ですから、まあ大
原発が正常化しなければ、一年経つと被爆量が20ミリシーベルトを超える地域だというのも想定
圏内に関係なく、飯館村などは当初から危険地帯でした。また福島市や郡山市では、このまま
鐘楼は撤去されました。また日立聖アンデレ教会、土浦聖バルナバ教会、下館聖公教会でも、建物
北関東教区内でも人的な被害はありませんでした。しかし水戸聖ステパノ教会の鐘楼にひびが入り、
幸い埼玉県では大きな被害はなく、またわたしたちの教会の信徒の方々も、全員無事でした。また
だ感動したと言っていました。漫然と生きていた彼が、被災者との出会いをとおして、生きる勇気を
もらったというのです。被災地の方は、彼に勇気を与えるために存在しているのではありません。し
が寄せられているのです。
にもかかわらず、この現代日本で繰り返されたのです。
のです。この原発事故を深刻に受け止めることが必要です。たまたまであるとか想定外では、学
【原発事故】
2011年3月11日 (金) 午後2時46分、巨大な地震が東日本を襲いました。その後発生した大
このような世界の聖公会の支援の輪を知るとき、日本で小さな群れである日本聖公会は、しか
んだことになりません。自分たちが如何に軽率であり、愚かであったかをしっかりと自覚するとこ
かしすべてを失った人びとが「今」を懸命に生きている姿が、わたしたちに訴えるものもはあるはず
津波、更には福島第一原子力発電所が「想定外の」事故を起こしました。
し世界の聖公会と繋がっている、全世界8000万人の信徒と繋がっているのだと、改めて実感させ
ろから、未来と未来のエネルギーを語りうるのだと思います。
最終的な核燃料物質の処理すら、現代のわたしたちにはできないのですから・・・。未来の子孫た
人間は一方的に励ましたり、励まされたりする存在ではありません。被災地の中にもキリストが
です。
岩手県、宮城県、福島県、茨木県が、大津波による甚大な被害を受けました。死者、行方不明者2
られます。わたしたちは本当に、世界と繋がっているのです。
だと思います。
でどの辺りに蓄積されるかは、事故の初期段階で分かっていたことです。それに従えば、20キロ
おられ、被災者と被災を受けなかった者の互いの関わりをとおして、相互が励まされてゆくのが本
〔2011年5月28日更新〕

儀なくされた人びとが10万人を超えています。
当の姿だと思います。
になっています。

救援物資は、物資の集積地である東京教区聖アンデレ教会に搬送され、そこから仙台キリスト
います。
政府は、ただ事実だけを言えばいいのだと思います。さらにインターネットで、放射能が風向き
丈夫だろうと暢気に過ごしてきました。
ちにはできないことです。
この大震災に、世界各国から支援と義捐金が寄せられました。政府は、それらの国々に謝意
んでいない人びとが過半だろうと思います。
立した主権国家です。そして台湾で日本のために義捐金を出してくれたのは、中国との統一を望
険と感じて避難する人に対しては、何らかの援助をしますと、政府は声明を出せばいいのです。
められたお金は、被災地の救援活動を行っている日本聖公会、東北教区、そしてNPOなどに、優
先的に送ることにいたしました。今後、現地を牧師と教会委員が訪れ、集められたお金を直接お渡
深く台湾の人びとに感謝します。そして台湾に感謝できない日本政府に深く失望していることだけ
台湾に感謝することですら国際政治が絡むことは仕方のないことなのでしょう。しかしわたしは
は、わたしの本心ですから、ここに明らかにしておきます。
のみです。今後、福島県はそのことの人体実験場になってしまいました。何十年後かに、事実が
ところが政府、マスコミは「直ちに影響がない」「安全」だと、検証されていないことを声高に叫ぶ
明らかになるでしょう。
【被災者への思い】
しすることになっています。
マスコミが何も中身のあることを報道してくれないので、わたしは仕方なく、インターネットによ
できることでした。
過去は変えることができないことを充分に覚ったとき、人は立ち上がれるのだと思います。その
日本聖公会に目を転じれば、被災地域である東北教区については、仙台キリスト教会(主教座聖
被害が出ています。
万5千人を超える人的被害、さらには津波よって住むところを失った人、原発事故によって避難を余
また全世界の聖公会(アングリカン・コミュニオン)も、カンタベリー大主教を始め、多くの管区が
原発事故も残念なことですが、この緊急事態に、政府も大手マスコミ報道も信頼できないこと
5月半ば現在、テレビなどを見ていると、被災地の方々は、少しずつではありますが、未来への
歩みを始められているという報道がなされています。生き残った方々は、どうしてこんなことが起こ
蓄積されることなど一切触れず、ただ「直ちに影響はでない」とだけ発言していました。確かに「直
だと政府が決めたことにも、非常に疑問に感じます。
の許容被爆量が1ミリシーベルトと決まっているのに、子どもも被爆量20ミリシーベルトまで安全
しかし被爆量が少ない方がいいことだけは事実でしょう。また国際的にも国内法的に、一般人
被災地にボランティアに行った学生と、先日話しましたが、被災者の方々の生きる姿に、ただた
る方向を変えられますようにと、祈るばかりです。
葉が相手の心に届くはずもありません。辛いことですが・・・・。その方々が、過去から今へと、生き
テレビで非常に心に残る映像を見ました。避難所で暮らす子どもに、今、何が欲しいですかと聞くと、
を表明しましたが、最も大きな支援をしてくれた台湾、100億円を送ってくれた台湾に対しては、
| 聖餐式 毎週日曜日 午前8時00分、 午前10時30分 |
| 日曜学校 毎週日曜日9時00分 |
| 婦人会 毎月第2日曜日 礼拝後 |
| 聖歌隊 毎月第3、第4日曜日 礼拝後 |
| 聖書勉強会 毎週金曜日 午後3時30分 |
表されて来なかったからです。放射線量の問題も、マスコミに登場する学者たちは、放射線量が
それは政府のパニックを起こさないようにという配慮からでしょうが、事実が、事故の当初、何も発
わたしは今回の原発事故で、東電以上に、政府に対する信頼を一切失ってしまいました。
〔2011年5月14日〕
ただ日本聖公会は、まず自分たちの力で復興援助活動を行い、足りないところを海外の援助に頼
支援を表明しています。わたしたちが要請すれば、多くの援助金が与えられることのなっています。
が分かったことが非常にショックでした。太平洋戦争末期の報道と同じことが、言論の自由がある
将来の日本のエネルギーをどうするかに唯一の回答がある筈もありません。しかし人は学ぶも
ったのか、愛する人がなぜ死んだのか、やり場のない怒りを覚え、またなぜ自分が生き残ったの
か、と自らを責め、鬱々と避難所での生活を送り、そして今、そこから立ち上がろうとされていま
ちに影響はでない」のは事実でしょう。そしていつ影響が出るかは、分からないのが本当のところ
<所在地>
| 〒330−0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町 2−172 |
| TEL:048−641−2923 FAX:048−641−2979 |
| JR大宮駅西口より徒歩3分(ダイエー駐車場横) |
って情報を得ようとしました。その情報は玉石混交です。しかしマスコミの安全報道よりはましで
言葉をかけることなどできません。被害のないわたしたちが言葉だけで励ましたところで、その言
ためには、怒ることも、責めることも、鬱々となることも、ある意味、必要なことです。安易に慰めの
は、建物に関して言えば、奇跡的に無事でした。しかし信徒の方、幼稚園の先生、数名がお亡くなり
堂)の礼拝堂に被害が出、現在、礼拝堂として使用できなくなっていますが、他の海岸部あった教会
みんなに教えてあげたい」と言うのです。・・・・・・しかし残念ながら、時間を戻すことは、今のわたした