カナダ旅行記

ヴェロニカ 藤田伸子
夏休みにカナダへ行きました。「もう,行ったことのない国なんてないでしょう?」と時々からかわれますが,とんでもありません。世界中にはたくさんの国ぐにがあるのです。そんなわけで,初めて北米大陸に降り立ちました。

仕事の関係で,お盆過ぎにしか休みがとれません。「きっと,もうカナダでは夏は終わっている。」という予想は的中し,初秋という感じでした。

ガイドブックによると最低気温4℃。最高は22℃。この4℃が猛暑の日本では想像しがたく,「一枚は長袖の上着を」という説明に薄手のジャンパーを選択した夫は,現地でフリースを買わねばなりませんでした。

カナディアンロッキーが目玉のツァー。添乗員は付かないので自力で乗り換えをします。(といってもJALなので安心。)カナダの玄関口バンクーバーまでは約8時間。ここで入国審査を受け,国内線に乗り換えてエドモントという小さな街に着きました。

まるで北海道のような広い平原を400キロ走ってジャスパーへ。山と森と川や湖が本当に美しい所でした。国立公園の中には野生動物もたくさん生息していて,エルクという大鹿に出会いました。「野生動物には触れてはいけません。えさもあげてはいけません。もちろん,鹿の角を持ち帰るなんで違法行為です。」と現地のガイドさんが教えてくれました。

マリーンレイクという氷河湖(湖水がエメラルドグリーンなのです。)のクルーズはとても素敵でした。空気が本当に澄んでいておいしく,何回も深呼吸をしてしまいました。

雪上車に乗ってコロンビア大氷原へ行きました。ここは世界中から観光客が集まる有名なところ。車中での説明は世界の共通語でもある英語。ジョークをとばしながらの説明に他の人々は大受け。分からない自分に,しばし溜息でした。ロッキーに残る氷河も地球温暖化の影響で年々減少している(溶け出している)そうです。とても残念なことです。

職業柄,学校が気になり,バンフという街で散歩がてら地元の学校を探してみました。街中に小さな小学校がありました。幼稚園も一緒になっているとのことでカラフルな遊具が校庭にありました。ここで面白いモノを見つけました。ケンケンパです。地面にいろんなパターンの石けり用枠がかいてありました。帰国してから調べてみると,じゃんけんと同じようにケンケンパも世界中にある遊びのようです。

ホテルでは水道のお水も飲むことができ,とても快適でした。ドリンクバーには紅茶ではなくコーヒーがメインに置いてあり,やはりアメリカに近いんだなぁと思いました。

緯度も高度も高いカナダ,1年の半分は冬。しかもマイナス40℃になることもあるとか。厳しい自然,ゆえに美しいのかもしれません。ウィンタースポーツが得意な方には冬もお奨めです。オーロラも見えるかも知れません。

「やっぱり英語を何とかしなくては!」と感じた旅でした。





《ほっとひといき》       ヴェロニカ 藤田伸子
 運動会がやっと終わり,ホッとしたところです。今年はとても暑い夏でした。運動会の練習も雨でつぶれることもなく見事に日焼けしました。
 今回は,つたない旅行記をお届けしました。前回はインドで体調を崩しましたが,今回は英語で四苦八苦。カナダの方は遠慮無く話しかけてくるのです。朝食でも「おはよう」だけでは済まず,「How are you?」と問いかけてくるのです。「ああ,教室みたい」などとぼんやりしていようものなら返事をするまでしつこく問われます。コミュニケーションは大切ですね。教会に集われている英語の達人方,英語に慣れ親しみ,上達する方法をお教え下さい。
 虫の声には秋を感じます。今年も後半戦。クリスチャンネームの次のテーマは「好きな聖歌」を考えています。たくさんのお手紙をお待ちしています。
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