ところが、当たり前でないことがおますねん。というのは、うちはこうして品のない京都弁いうてますが、京都教区はえろう広いんどす。北は富山県、南は和歌山県、東は三重県、西は大阪府の一部がわてらの縄張りなんですわ。
縄張りいうても、そんな怖いことあらしまへんけど、牧師さんらの転勤のときは大変どす。前も和歌山県の田辺から金沢に転任しはったんやけど、そら大変なことでした。お隣の神戸教区はんにはかないまへんが、9府県《京都府、大阪府の一部、奈良県、和歌山県、三重県、滋賀県、福井県、石川県、富山県》にまたがっとります。せやさかい、なんも京都教区の案内を京都弁でせなあかん義理はあらしまへんけど、なんちゅうても京都教区の主教はんの住んではるところ(主教座聖堂)が京都にありますんで、京都教区いうんやと思うてます。
それはそれでええとして、京都教区には42の教会があります。これは日本一どすえ。2番目が東京教区の33教会ですから、まぁ言うたらダントツでんな。でもな、主教はん1人と、司祭はん28人、執事はんが2人で、合わせて31人の聖職がいてはりますねんけど、この数は、東京教区、横浜教区に次いで3番目ですねん。ということは、少ない数の聖職はんらで仰山の教会の面倒見てはるいうことですな。せやけどあまり偉そうなこといわしまへん。なんでや言うたら、信徒はんらの数(現在受聖餐者)が東京は4800人程、横浜は3300人程に比べて、おおかた2000人程ですねん。この数は大阪(2200人)にも負けてます。まぁ、信徒数で勝ち負けはあらしまへんけど、このあたりの数の違いが教会の牧会や教区のあり方にもいろいろ影響があるように思いますねん。早い話が、京都教区の諸教会の目立つ特徴は、幼稚園や保育所など多くの施設を併設して、地域社会に貢献していることどす。幼稚園と保育所の数は合わせて30個所、他の教区とは比べられまへん。
えろうあらけないこと言うてしもて、教区のおえらさん方にきつう叱られるかもしれまへんけど、まぁ許してもらいまひょ。続きは、またの楽しみに。ほなさいなら。(情報発信委員会−改訂版)