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表題のような童話をお聞きになったことはあるでしょうか?。 ちょううど、もう幾つ寝るとお正月と歌った子供の気持ちと同じものだったのでしょう。 作者のことも、その詳細ももうおぼえていなのですが、創世記のお話の中に出てくるさまざまな原因譚(なぜ、1週間は7日なのか?といった原因を説明できるお話)を読んでいるときに、ふと思い出したクリスマスのお話なのです。 むかしむかし、イエス様がお生まれになった朝のこと、一羽の大きなカラスが飛んでいました。今ならさしずめ大きなごみの袋を見つけてというところでしょうが、このときは、とても美しく星が輝くのを見つけて「カアーカアー」とそれは、それは大きな声でみんなに知らせました。それを聞いた、鶏は、今度はとてもすばらしい声で「コケコッコーみんな起きるんだ、イエス様がお生まれになったよ」と叫びました。それを聞いたナイチンゲールは、この世のものとは思えない美しい声でイエス様のために唄を歌いました。ナイチンゲールの声は、他のどんな鳥よりにもまさって美しいものでした。美しい歌声を聞いてやってきた鳥たちの中に、小さいコマドリがいました。 コマドリは、とても悲しくなってしまいました。何故って、コマドリは、カラスのように、大きな声で鳴くこともできないし、鶏のようにみんなを目覚めさせることもできないし、ナイチンゲールのように美しい声では歌えないし、コマドリはイエス様にお会いしてご挨拶をしたかったのですが、ナイチンゲールのすばらしい歌声の後では、自分の唄はひどくみすぼらしく聞こえると思ったのでした。 馬小屋に近寄ったコマドリは、扉の隙間からそっと中をのぞきました。飼い葉おけのそばに、寒さをしのぐための焚き火がありました。それが今しがた急に明るく燃えはじめたのです。このままでは、赤ちゃんイエス様のお顔には炎の熱は熱すぎます。コマドリはすぐに飛び立って、焚き火とイエス様の間で、小さな羽根を広げて、パタパタと飛び続けました。炎は明るく強く燃えて、コマドリは今にも火傷するのではないかと思うくらいでしたが必死に羽を動かして、熱をさえぎったのです。お母様のマリアさんが、イエス様を抱き上げるまでコマドリはずーっとそうしていました。そのときから、コマドリのむねには、他の鳥に見られない美しい明るい色がついたのです。赤かったり、オレンジ色だったり、黄色だったりするのですが、ちょうど、炎が燃えているときのような色がくっきりとしるされたのです。それは、コマドリが一生懸命イエス様のために働いたことをまちがいなく証明するために、赤ちゃんイエス様が、コマドリにくださったクリスマス・プレゼントだったのです。コマドリは、いつも、イエス様おめでとうといって羽ばたいているのです。 |
