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「スカイ・プロジェクト」という名のプロジェクトが、聖光幼稚園で進行中です。Sei Ko Yochien の頭文字をとったプロジェクト名です。老朽化した建物を新築、一部は改装して来年度にリニューアルしようというものです。設計士の方に、何か良いネーミングはありませんか?と問われて思いついたものです。聖光の創始者「ミス・ヘレン・スカイルス」先生の名前の一部が入っており、年長組の「そら組」や、比叡山の背後に広がる大空も思い浮かぶ自画自賛のネーミングです。 実はこの「プロジェクト」ということが、今日のテーマです。プロジェクトの定義は「独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」とあります。最近、教区でも伝道プロジェクト委員会という会が設けられ、期限つきで伝道への取り組みを教区挙げて行おうとしています。このプロジェクトという言葉はもともと「pro(前へ)+ject(投げる)」という二つの言葉からなっています。すなわち、未来に向かって投げかけるという意味があります。現場で生きる人間にとって、日々、その現場からのさまざまな要請や問いかけに応えることに汲々として、なかなか、将来を見通して物事を考えるということができません。たとえ計画をたてたとしても、今度はその一つ一つの部分に目を奪われてしまいがちです。しかし、「未来に向かって投げかける」というプロジェクト本来の意味を思い起こすとき、何か別の視点、視座が与えられるような気がします。 実際には、来年の改築という目標ですが、その根底には、幼稚園のあり方そのものを問いなおし、また、教会と幼稚園の関係も見直していこうというプロジェクトでもあるのです。またそれが、創立者スカイルス先生以来の歩みを踏まえたものであることをこのネーミングで表しているのです。 教会の宣教についても、私たちがいただいた神さまの秘密を、他の人に広く伝えていくといったものだけではないように思います。むしろ、宣教とは、問題(pro-blem=前におかれた石=課題という意味)を見つめながら、未来に向かって自分や、周りの人々を巻き込んで、投げかけていくこと、そのものにあるようです。そしてその中で、今のあり方をも問い直していくことができれば、すばらしいことです。 クリスマスは、神さまがこの世の私たち人間の心を揺り動かすためにイエス様を送りこまれた壮大なプロジェクトなのです。池に投げられた小石の波紋が広がっていくように、2千年前のユダヤの国に起った出来事が、今もなお、新しい波紋を生んでいます。私たちはそのプロジェクトに巻き込まれ、そして未来へと私たち自身を投げこんでいくのです。 |
