9月号その2


聖マリア幼稚園コーナー

第2回 子育て支援講演会を終えて

 去る、9月11日(水)礼拝堂に、講師の児童書専門店「きりん館」主宰の吹田恭子氏をお迎えしました。演題「おかあさん!!こどもと一緒に物語りの世界へ」、副題「こどもの育ちにとって大切な、ものがたる時間」としてお話を進めて下さり、幼稚園の内外合わせて四〇名余りの方々がお集り下さり熱心に耳を傾けて下さった。この日は折しも一年前のNYのテロの日。命の大切さに触れ、今わたし達が置かれている幸せを確認し、子育ての楽しさを知ってほしいと話し始められた。ご持参頂いた本の紹介と共に、ご自身の子育て経験を交え、絵本・物語・ビデオの存在などのもつ意味合いの違い=各々が持つ、人間同士の心の通いに違いがある事を話された。絵本は心を通わせイメージを共有する。物語はイメージを描く愉しみがある。と話され双方向からの心の通いが得られるが、ビデオは一方通行であるとも言われた。更に、ことばの獲得は多様な楽しめる環境から成るとも。そして、絵本は安心の道具であると共に、ことばの泉、発想の道具になり、思考や物事の分別を覚え、読んでもらう事により、ことばの連なりや考えを組み立てて行く力を得ることができると話された。子供が読めるようになっても読んであげる事が大切で、読んでもらう事の繰り返しが読む礎となり、読む人の考え方や価値観が伝えられ、安心感や赦しを与える事も出来る。本を選ぶにあたっては、子供の成長に合わせる事、子供の欲しい本、親の欲しい本の両方を選ぶと良い。感想をあれこれ聞かず、読み手も楽しんで読む必要がある。 以上のように、吹田氏の講演で、絵本や物語は、当園が一番大切にしてきている人と人との心の通い、信じ合い、見えないものを信じる、信じられる心、心の安定をはかる事の為の一つの手段である事が確認され、一三年前から始めた本の貸し出しを通して、忙しい中に上手く工夫して時間を割き読んであげたいお母さんお父さんが一人でも増える事を願っています。今後もきりん館のお世話になりながら、絵本好き、お話好きの子供達をひとりでも多く増やしたいと考えています。吹田氏に感謝。お越し下さった方にも感謝。来られなかった人の為に参考になれば・・・。
                  (園長 ルデア菅原さと子)

マリア幼稚園のHP

http://fame.calen.ne.jp/~stmaria/


各部からのおしらせ

=日曜学校=
毎日曜日9時30分より朝の礼拝(礼拝堂)。10月27(日)秋の遠足(二条城)。

=ジュニアチャーチ=
10月は6日(日)、20日(日)10時より朝の礼拝(礼拝堂)。

=幼稚園=
9月30日(月)親子芋掘り遠足(勧修寺農園)。
10月1日(火)9時より入園願書受付。
5日(土)午前9時半より運動会。
7日(月)運動会代休、新入園児面接。
9日(水)〜11日(金)個人懇談会。
15日(火)園外保育(比叡山ふれあいの森)。

=婦人会=10月13日(日)午後1時半より教会会館二階集会室にて10月度例会。礼拝に引き続き、下田屋先生より「結婚式の音楽」を中心にお話をうかがいます。第二部=役員よりの諸報告。

=ボーイスカウト24団=
9月29(日)カブ隊入隊式(聖マリア教会)。11名の新隊員が誕生。
10月19日(土)〜20日カブ隊秋のカブホリディ(静原キャンプ場)。カブブックの履修目的とする特別訓練。
10月20(日)ボーイ隊入隊式(聖マリア教会)。6名の新隊員が誕生。
●10月27日(日)発団50周年記念礼拝・式典(聖マリア教会)。懇親会(からすま京都ホテル)。
1953年7月、ロイド司祭(山田司祭留学中)の情熱,村島文二氏の指導,マリア教会の青年会(久保田栄三)の援助により,日本聖公会戦後初のボーイスカウト隊として発隊。当初十数名であったスカウト・リーダーも今では100名余りになりました。主の御導きに感謝。


ニュースとお知らせ

=椹木信子さん退院=
8月30日(金)バプテスト病院を退院されました。

=落成式・住宅祝福式=
9月15日(日)13時半、菅原さと子さん宅の落成式および住宅祝福式が行われました。

=「新しい歌を主に向かって歌え」―みんなでつくる聖餐式―=
教区諸教会に代祷をお願いしたように「新しい器を新しいぶどう酒で満たす」のがわたしたちの課題の一つです。その一環として伝統的な文語唱詠聖餐式を回復しましたが、並行してこの聖堂の持つ様々な可能性を礼拝を通して開いて行きたいと願っています。いろいろな楽器あるいは無楽器、新しい聖歌とチャント、会衆席の配置、代祷、平和の挨拶、子どもの参加、祈祷書のオプションの扱いなどを工夫し、みんなが心から主を賛美するために知恵を出し合いましょう。ただし、祈祷書の原則を崩さず、また神学的検討を経て取り入れます。青年会、婦人会、中年会など各グループがそれぞれ担当の中心になり、担当教会委員と教役者を交えた礼拝実行委員会が企画・実施の核となります。1回目は11月17日(日)青年会の担当です。

=逝去者記念聖餐式(レクイエム)=
9月18日(水)11時から9月の逝去者記念聖餐式を行い、次の方々を記念しました(敬称略)。
2日―ペテロ佐々木高義(1961)、
8日―大津蔦子、
12日―イサク續木イサク(1977)、
14日―*柳本重治(2001)、
17日―*ステパノ木田裕(1999)、
18日―祝部のぞみ(1993)、
24日―マリア片岡静(1984)、
27日―ルシア佐々木雪栄(1968)、
ベタニヤのマリア宮西ゆき(1977)

=マッチ宣教師夫人納骨式=
名古屋学生センターで働かれた宣教師マッチ司祭(カナダ在住)は、1955―57年当時当教会におられ、生後間もなく亡くした長男ロバート・クリストファさんを納骨されました。昨年夫人が逝去され、ご長男と一緒に納骨するためにこのたびマッチ宣教師が来日されました。九月30日(月)14時から関本司祭他関係者が各地から集まり、納骨式を行いました。

=催事用看板を新調=
結婚式、葬送式、記念式、コンサート、バザー他、教会・幼稚園・ボーイスカウト等の諸行事の際、玄関前に掲示する案内板を新しく作りました。画鋲も使える仕様になっています。ご利用下さい。

=聖セシリア会聖歌隊員募集=
12月7日(土)に主教座聖堂で予定されている聖職按手式でご奉仕します。練習は第一・第三土曜日10時半―12時半、教区センター。
=教区成立記念=主教座聖堂に対面聖卓を新設するために、教区成立記念日(9月19日)に近い22日(日)の信施をささげました。


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