月報「コイノニア」
2003年7月号 No.239


栄光のうちに再び来られます

司祭ヨハネ

わたしは、たちまち霊に満たされた。すると、見よ、天に玉座が設けられていて、その玉座の上に座っている方がおられた。その方は、碧玉や赤めのうのようであり、玉座の周りにはエメラルドのような虹が輝いていた。また、玉座の周りに24の座があって、それらの座の上には白い衣を着て、頭に金の冠をかぶった24人の長老が座っていた。  (黙示録4・2―3)

 また、わたしは見た。そして、玉座と生き物と長老たちとの周りに、多くの天使の声を聞いた。その数は万の数万倍、千の数千倍であった。天使たちは大声でこう言った。「屠られた小羊は、力、富、知恵、威力、誉れ、栄光、そして賛美を受けるにふさわしい方です。」    (5・11―12)

 太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血のようになって、天の星は地上に落ちた。・・・天は巻物が巻き取られるように消え去り、・・・地上の王、高官、千人隊長、富める者、力ある者、また、奴隷も自由な身分の者もことごとく、洞穴や山の岩間に隠れ、・・・。神と小羊の怒りの大いなる日が来たからである。だれがそれに耐えられるであろうか。     (6・12―17)

 わたしはまた、死者たちが、大きな者も小さな者も、玉座の前に立っているのを見た。・・・彼らはそれぞれ自分の行いに応じて裁かれた。死も陰府も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。     (20・12―14)

信経で「生きている人と死んだ人とを審くため、栄光のうちに再び来られます」と唱えるように、キリストの再臨は教会の信仰の主要な柱の一つであり、教会はこの再臨に向かって歩むものです。しかしその時は誰にもわからず、すぐ来ると信じては外れを経験したこともあって、現実感が薄れがちなのも事実です。
 最初の千年紀の終り、紀元1000年頃にキリストの千年王国が実現すると信じた再臨待望が、全教会に広まりました。それが外れた後に、あらためて終末が必ず来ることを教えるために、地獄図絵を伴う『最後の審判』が盛んに描かれるようになったと言われます。
 図は14世紀初頭、ジオットのものです。16世紀中葉システィナ礼拝堂にミケランジェロが描いた、裸体群による激しい表現と対照的に、中世の伝統に従い整然とした五層構造で描かれています。聖書の言葉と併せてその心を思い巡らしたいものです。


−投稿−

よろしくお願いします!

マリア 高瀬佳子

私をよくご存知の方もそうでない方も、改めましてこんにちは。「たかせよしこ」と申します。昨年の11月に洗礼・堅信を受け、八ヶ月が過ぎました。教会での皆様との交わりに感謝しております。
私は現在日本バプテスト連盟医療団・牧師室に所属しています。非常勤なので月のうち三分の一ほどの勤務ですが、おもに老人保健施設で施設利用者の皆さんと、音楽を通してコミュニケーションをとる、という仕事です。他にホスピス病棟で患者さんとそのご家族、特別養護老人ホーム等で生活されている高齢の方々と共に、音楽を共有する時を持たせていただいています。また、カルチャーセンターでも講師のお仕事をいただいています。「音楽療法」を学びながら、悪戦苦闘の日々を送っております。
先日、知人が「夕の礼拝」で聖歌を歌っている私の姿を小礼拝堂のガラス越しに見つけたようで、その方から「教会は楽しいですか?」と尋ねられました。「楽しい」という感覚はもちろん含まれているのですが、今の私にとって教会は「祈る場所」でしょうか。何処にいても祈ることはできるけれど、日々の仕事でたくさんの人と接する中で、教会は自分の言葉と行動を振り返り、反省し、心の平安と明日への希望を得られる場所になっていると思います。
ハンドベルや聖歌隊、いつのまにか日曜学校にも参加してしまい、ほんとうに素敵な交わりの中で過ごさせていただいていると、神さまの導き、そして信徒の皆さんの笑顔に感謝です。
でも、実はまだ皆さんのお名前とお顔が一致していなかったり、教会の中で右往左往していることも多いです。これからもどうかよろしくご指導お願い致します。


聖マリア幼稚園コーナー

 桜の咲く頃・・・入園した子ども達、毎日がはじめての出来事・出会いでありました。ドキドキ!緊張と不安の入り交じった小さな胸は、少しづつ様々な事をしっかりと受け入れ、確実に「幼稚園」が「楽しい」所となり、その中で、先生やお友達といった、家族以外の信頼できる「大好き」な《人》の存在を感じて、安心できるようになりました。そして、子ども達にとって、聖マリア幼稚園で大きな心動かす出会いがありました。それは、「神様」です。もちろん、初めは「お祈り」も、ただただ先生の後に続いて、赤・緑組さんを真似ていたのですが、毎週月曜日にお会いする下田屋チャプレン先生の優しいお話、そして「お祈り」。中には、チャプレン先生を「神様」だと信じて疑わず、水曜礼拝で礼拝堂に入るや否や「今日は、神様はいないの?」とポツリ。また、毎週の水曜礼拝での園長先生の聖話では、「天地創造」から、特に「アダムさんとエバさん」をお造りになられる所では興味津々。そんな時の子ども達の表情は本当に素直で純粋な真っ白な心を表しています。そして、ある時礼拝堂で…「先生?礼拝堂は誰のお家?」「礼拝堂は神様のお家だよ。」「神様のお家に、○○(自分の名前)とお友達がいっぱいいるね〜。」子ども達は、ごく自然に「神様」を感じているのですね。そんな子ども達と毎日礼拝をお献げし、お祈りの時を持つ事が出来る事に喜びを感じ、神様に感謝しております。蝉の鳴く頃・・・子ども達は、「神様」に見守られ、無事に一学期を終える事ができました。
                             花組教諭 リベカ 浅間麻衣


速報!
日曜学校北小松キャンプ
   盛会裡に無事終了!

 日曜学校は7月19日(土)20日(日・祝)復活学園北小松キャンプ場で恒例のキャンプを行いました。参加者キャンパー・スタッフ合わせて六八名。いつもとは違い少々涼しい琵琶湖で、熱いプログラムを繰り広げました。
(報告は来月号夏行事特集に!)


各部からのおしらせ

=日曜学校=
北小松キャンプご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
二学期は9月7日(日)より。

=ジュニアチャーチ=
夏の芦生キャンプは8月8日(金)〜10日(日)。車運転可能なスタッフ募集中。吉村迄。

=幼稚園=
7月30日(水)夏期保育(御所)。31日(木)夏期保育(宝ヶ池)。
8月7日(木)8日(金)お泊まり保育(緑組)。

=婦人会=
8月の婦人会例会はお休みです。9月14日(日)「敬老の日お祝い会」のお食事の用意を婦人会が受け持ちます,会員の皆様のご協力をお願いします。

=ボーイスカウト二十四団=
カブ隊カブホリデー「MUSASHI」7月25日(金)〜27日(日)長命寺真静院。
ビーバー隊夏季キャンプ「一番星みーつけた!」8月2日(土)〜3日(日)加茂青少年山の家。
ボーイ隊夏季キャンプ「暑サニモ負ケズ 虫ニモマケズ」
8月14日(木)〜17日(日)芦生キャンプ場。
京都キャンポリー北星地区大会8月22日(金)〜24日(日)百井キャンプ場。
京都ベンチャー8月10日(日)〜14日(木)花背山の家、静原(アーチェリー)、和知(カヌー)、琵琶湖(自転車)


ニュースとお知らせ

=受洗おめでとうございます=
6月22日(日)米田亜季子さんの聖洗式を行いました。教名エリサベツ。教父母は佐々木亨さん、辻法子さん、南明美さんです。

=逝去者記念聖餐式(レクイエム)=
7月16日(水)に逝去者記念聖餐式が行われ、次の方々を記念しました。
2日―続木満那(1982)、
5日―マリア松田美也子(1978)、
6日―三井正二(1972)、
7日―*ヨセフ下田屋秀二郎(1996)、
11日―マリア太田キヨ(1949)、*司祭片岡常吉(1973)、
12日―笠井金作(1994)、
21日―*司祭永田保治郎(1941)、
28日―エステル立石光(1974)、サムエル大槻憲史(1994)、
31日―マーガレット渡辺喜美代(2000)。

=日曜学校教師に高瀬佳子さん=
7月4日(金)の日曜学校教師会で、新たに高瀬佳子さんに加わっていただくことになりました。

=日曜学校運営にご協力を=
日曜学校教師会(菅原さと子校長)は日曜学校とジュニアチャーチの教師からなり、メンバーは幼稚園教職員と青年会有志および教会員有志です。毎月一回教師会を開いて学校運営について話し合い、また聖書の勉強をしています。教会の次世代を担う子どもたちの育成のために、老若を問わず教会員の方々の積極的参加を期待します。レギュラーの教師以外にも、お話をしていただくなどの形でもご協力をお願いします。

=新しい歌を主に向かって歌え―みんなでつくる聖餐式(第3回)=
7月27日(日)礼拝音楽委員会の担当で行ないます。聖歌は全曲改訂古今聖歌集試用版から選ばれ、様々な楽器を用いた奏楽奉仕を行ないます。なお、第4回は9月28日(日)に婦人会担当で行なわれる予定です。

=主教按手式・就任式・祝賀会=
9月6日(土)10時より主教座聖堂およびザ・パレスサイドホテル、教区センターで行なわれます。8月18日(月)までに祝賀会費2000円(中学生以下無料)を添えて出席申込してください。

=新主教祭服募金=
教区として新主教に祭服一式を贈るための費用100万円を募金することになりました。締切は8月18日(月)となっています。

=京都聖ステパノ教会改修募金=
創立20周年を迎える京都聖ステパノ教会では、聖堂に出入りしやすく、お葬式も教会で行えるようにと、二階の聖堂を一階に降ろす改修工事を行なうことになりました。総工費2000万円のうち300万円を外部募金に仰ぎたいとのことです。9月着工。個別に直接お願い文が届く方もおられると思いますが、洛西伝道の発展のためにご協力をお願いいたします。


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