9月号 その2


今年も11/3バザー開催!

2004年度バザー委員長
    キリル 森田朋宏

 昨年に続き、バザー実行委員長を務めさせていただくこととなりました。どうかよろしくお願いいたします。今年は教会の役をたくさんいただく「やく年」、じゃなかった「当たり年」。教会にご奉仕できるのはありがたいのですが、なにせ仕事の傍ら時間を取るのも一苦労で、かなり戸惑っております。とはいえマリア教会の面々は実行力に長けた方がたくさんいらっしゃるし、また昨年経験させていただいた心理的余裕もあって、乗るべき「大船」を用意しかけているところです。
さて、いわゆる「恒例の」の形容詞がぴったりのバザーですが、運営面では年々厳しくなっているようにも感じます。何よりもまず、収益の柱である寄贈品が質・量ともに少しずつパワーが落ちていること。いまや百円ショップやリサイクルショップに代表される安価で良質のものが巷にあふれる時代です。以前に比べると、いわゆる「掘り出しもの」を集め魅力ある売り場づくりとしての価値を保つのが難しくなっています。またスタッフについても一様に売り場や裏方のハシゴ状態で、決して余裕をもって運営できるわけではありません。また委員のメンバーもそれぞれに忙しく、準備も限られた時間でのやりくりとなります。
 こうした問題は含みつつも、教会の維持・発展を財政面で支えるバザーは大切なイベントであることには違いありません。ぜひ教会に集う皆さんのパワーを結集し、バザーを成功させようではありませんか。
そこで、今回は皆さんへ10Kのお願いです。(注)K・・キリル(委員長の洗礼名に由来)と呼び、「協力」「心づくし」「苦労」「こだわり」等々、Kのつくものは何でも、の共通単位、ただし11月3日までしか通用せず
1.《物品で3Kの協力を》 「去年出したから何も残っていない」との声が聞こえてきそうですが、さらに注意深くご自宅の品々をながめてください。三つはあるはず。
2.《時間に2Kの協力を》 2回? 2日? 一人ひとりの少しずつの協力の積み重ねで、準備はスムーズにいきます。特に寄贈品の値付けや整理には(ウー)マンパワーが必要です。もちろん当日の配置スタッフへのご協力もお願いします
3.《買物で2Kの協力を》 二万円とはいいません。(200円でもありません。) 当日参加できない方は、バザー献金としてお捧げいただくのも結構です。
4.《勧誘で3Kの協力を》 近所や親類のお知り合いの方を3人を目標にバザーにお誘いください。
 これを完璧に実践すると10Kになります。最高Kを実践された方には、委員長よりキリル賞として、市バス一日乗車券(息子の愛用のもの)が進呈されるとか、しないとか...。
 でも一番大切な「K」は神様へのお祈りであることも忘れないでくださいね。


芸術の秋!各企画も着々と

 マリア教会では、教会信徒以外の方にも親しんでもらい、教会に足を運んでもらって教会のすばらしさをアピールすることを目的に、音楽会、寄席等の企画をしています。ぜひ皆さんもお越しください。お待ちしています。


マリア幼稚園コーナー

 去る9月10日(金)第四回子育て支援講演会を行いました。講師は山村和美先生です。演題は「こどもと音楽」〜成長過程における音楽の役割です。先生は現在、京都音楽院教育顧問を初めとして後進の音楽教育に多大なご尽力をされつつご自身も作曲活動をされ、毎年その作品発表をされています。
 私共が毎年行っているこの講演会は、様々な要因が関係し乍ら子どもの育ちを考える時に、今回は音楽にスポットを当ててみました。未就園児のみならず、幼稚園児の子どもの育ちの中に占める「音楽」とはいったいどのようなものなのでしょうか。将来に続く心の養いとなるのでしょうか。山村先生はお尊父様の影響もあり、実際に音楽活動を始められた頃に逆上ってお話を進めて下さいました。その初めは戦後の朝日新聞による「青少年の非行防止」の一環としてオーケストラが立ち上げられた事に因ります。それ以来、外国を通して日本と言う国を見た時、親の子どもへの思い(レッスンを受けさせようとする気持ち)は同じである事。音楽は言葉の壁を越えて相互理解できるもの、としてヤマハを通して益々活動を広め、深めて行かれました。その中で、子どもの成長にとって何が一番大切とされるのか。その内容は多方面から触れられましたが、
第一に「もっと耳を澄ましてごらん」。音楽のみでなくいろいろなものが聴こえるよ。見えるよ。特に音を聴くには「静けさ」が大切だと言われました。「集中力」をも養えるものですと。また、赤ちゃんに対する時のソフトな接し方、その積み重ねによって母親の平常心が心を和らげ、「音楽」としては聴こえていないとされるお腹の中の赤ちゃんへの胎教にも良いものとなるということ。
第二に「音楽も言葉の成長と同じ」。自分に聴こえる音を感じて発声が促されるものなので、2歳児であっても幼児語を使わずに普通に話すのが良い。但し、簡単明瞭に、フレーズを短くして。音楽も本物の音を聴くと同じ音が受けられる。また、感情表現は、語彙の成長と共に成されていく。
第三に「音階に因り人間の精神に与えられるものがある」。それは、闘争的、情緒的、倫理的などである。情緒的なものは情操教育にもつながり、倫理的なものは教育的に使われ、音楽療法などもそれに属するとか。それでは、子どもたちにどのような音楽をどのような時に与えると良いのか。*まず楽しむ。*親が選ぶ=音楽に幅を持たせる(子どものチョイス+親のチョイス)。ロックばかりでは情緒的に落ち着かない。上記の闘争的な感情を引き起こす場合もある。また、母親の心臓音に似た木魚、ラップなどは脳の表皮を麻痺させる事で返って脳内部に刺激を与える事もある。*場面展開のあるもの *音楽によって情緒感を養えるもの=豊かな表現 *美意識を持って音楽美を感じ取れるもの等々。そして、同じ場で同じ曲を聴く事で協調性を持ち、感情の変化を共に感じる(体験を共有する)事が出来る。そしてまた、静かに話しかける事で「考える力」をも養える。さらに、音楽は知的な事柄を与えるのと同じくらい、たくさん繰り返し、与えなければ養えないとも言われました。最後に、全ての出発点である「静けさ」と「間(ま)」が大切だと繰り返され、講演は終了しました。園内外を合わせて30人程の方々が参加され、3つの質問がありました。その答えは *子どもの成長と共に与える音楽も変化させ、親の対応を変えて行かねば成らない。*楽しければ(好きであれば)同じ曲を何度もリピートさせていても良いが、一枚のみのCDではなく選べるようにはしなければならない。好きな曲でも、自分のその時の状況や状態で聴きたくなったり、ならなかったりが起こって来る。それは当たり前であるので、その気持ちに合わせて選曲すれば良い。*音階による音楽療法があるとはいえ、あまり捕われ過ぎない方がよい。楽しいなあと思う曲を選ぶのが良い。とお答え下さいました。当園に見学に来て下さった方が、「ずっとピアノの音がしていますね。」「先生の声がふつうの声(叫んでいませんね)ですね。「よくお話が聴けますね」等と言って下さる方もあります。私達はいろんな音楽(環境)に接してきている子どもたちと共に、どのような曲を選び、共に感じ、どのように表現し、そして、楽しむ事を忘れずに、日々の保育に励みたいと思いました。 感謝

(園長・ルデア 菅原さと子)


各部からのお知らせ

=婦人会=
9月26日(日)婦人会例会。

=日曜学校=
10月12日(火)8時より教師会。24日(日)秋の遠足『大文字山』

=ジュニアチャーチ=
10月3日(日)・17日(日)10時より朝の礼拝(礼拝堂)。

=青年会=
9月26日(日)みんなでつくる聖餐式担当。
10月10日・24日(日)ギター講習会(予定)。31日(日)昼食当番。

=幼稚園=
10月1日(金)新入園児願書受付。2日(土)運動会。
4日(月)新入園児面接。8日(金)親子芋掘り遠足。
12日(火)〜15日(金)個人懇談会。18日(月)、19日(火)グループ会。
21日(木)四歳児大会。28日(木)園外保育(八瀬野外保育センター)

=ハンドベル=
朝の部毎週火曜日10時半〜、夜の部毎週木曜日19時半〜。

=ボーイスカウト24団=
<ビーバー隊>9月26日(日)隊集会「入隊式・基本儀礼」(マリア教会)
<カブ隊>9月19日(日)特別隊集会・保護者会(マリア教会)入隊式・組編成式・DL交代式・DC任命式・新副長任命式など。
<ボーイ隊>9月11日(土)グリンバー会議(マリア教会)
<ヴェンチャー隊>9月23日(祝)北星地区ヴェンチャー大会(比良元気村)
<ローバー隊>9月11日(土)〜12日(日)正ローバー挑戦キャンプ(大津市田上)


ニュースとお知らせ

=入院・手術=
松本時子さんは腰痛のため6日から京都警察病院に入院しておられます。
大倉敏子さんは術後経過順調で19日に退院されました。
新實正枝さんが8日京大病院に入院され、今後の長期治療方針が立って23日に退院されました。
下田屋洋子さんは一回目の手術を終えて24日退院、年内に再手術が行われます。
祝部治子さんは27日守山成人病センターに入院、30日に手術が行われます。お祈り下さい。

=信徒の集い、4名参加=
20日(月)―21日(火)鳥羽市で開かれた教区信徒の集いに浅井みよさん、大岡みゆきさん、谷敬子さん、下田屋司祭が参加されました。

=9月のレクイエム=
15日(水)逝去者記念聖餐式で次の方々を記念しました。
2日―ペテロ佐々木高義(1961)、
8日―大津蔦子、
12日―イサク続木イサク(1977)、
14日―*柳本重治(2001)、
15日―ヤコブ三井啓(2003)、
17日―*ステパノ木田裕(1999)、
18日―祝部のぞみ(1973)、
21日―アグネス奥田恵美子(2003)、
24日―マリア片岡静(1984)、
27日―ルシア佐々木雪栄(1968)、ベタニヤのマリア宮西ゆき(1977)、*ロイス下田屋千恵子(1999)

=奥田恵美子さん逝去一周年記念式=
9月19日(日)13時から聖堂で行われました。

=野外礼拝=
10月3日(日)京大上賀茂試験地。

=フロンタル奉献=
吉田栄子さんが故ヴォーナド篤史さん(1989年10月19日逝去)記念として緑のフロンタルを制作し、このほどお献げくださいました。同姉が以前捧げられた緑の聖書台布とお揃いの色柄です。篤史さんの記念日直近の10月17日(日)奉献聖別式を行います。

=10月のレクイエム予告=
20日(水)11時、逝去者記念聖餐式で次の方々を記念します。他に記念したい方がおられましたらご連絡下さい。教籍は問いません。
6日―藤原清太郎(1979)、ヤコブ水本実(1991)、江口治子(2002)、
9日―主教ヨハネ山田襄(1993)、
13日―ベルナデッタ名倉洋子(1984)、ヨハネ石川敬介(1985)、
16日―アンナ鈴木かおる(1974)、
18日―岡田啓子(1996)、
19日―ヴォーナド吉田篤史(1986)、
22日―ミレー尾上良知(1972)、
23日―*ヨハネ牧口重明(1972)、
24日―宇野誠治(1985)、主教サムエル法用渉(1997)、
28日―成尾延一(1974)、
30日―イサク谷口イサク(1972)、
31日―ヨハネ立石新吉(1977)、山岡剛司(1996)


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