8月号その2


聖マリア幼稚園コーナー

 夏の訪れはすぐそこまで来ているのに・・・、梅雨明けをひたすら待ち続けるところからスタートした毎日。園庭に設置された子ども達の心を奪うプールが、雨を溜め、なかなか思うようにプールで遊ばせてあげられない事がただ心苦しい夏の始まりでありました。しかし!子ども達が瞳を輝かせ迎えた夏休みの頃 にはようやく、夏らしく、日毎に暑さが増したそんな中『夏の幼稚園』を迎える事が出来ました。8月1日(火)〜8月4日(木)の4日間(年少・年中児 は、3日までの3日間)、一日目の8月1日には、川端警察署・平安レディースの方々をお招きし、毎年恒例の防犯教室を行いました。幼児を巻き込む痛ましい事件を毎日の様に耳にするこのご時勢・・・。絶対に起こしてはならない、子ども達を守らなければならない。その為には、大人はもちろんですが、子ども達自身にも意識を持たせる事が大切です。そこで、『いかのおすし』を教えて頂きました。『いか』行かない。(知らない人についていかない)『の』乗らない。(知らない人の車に乗らない)『お』大声で叫ぶ。(「助けて」と大声で叫ぶ)『す』すぐにげる。(こわかったら大人のいる所にすぐ逃げる)『し』知らせる。(どんな人が何をしたのか、家の人に知らせる)という事でした。特大の紙芝居を見せて頂き、また年長児の子ども(二名)が前に出て『いかのおすし』を実践したり、大変わかりやすく実りある一日となりました。そして、その翌日2日よりの毎日は、晴天!もうプール!プール!に大はしゃぎの子ども達!これぞ、夏!と思わず笑顔になる気持ちよさでありました。さて!3日の午後よりは・・・幼稚園は緑組(年長児)と先生だけ残り・・・大きな荷物、そう!待ちに待った『おとまりようちえん』のはじまりはじまりです。期待と不安で胸が一杯の子ども達、いえ!へっちゃらです。緑組貸切のお水たっぷりのプールで思い切り遊んだら、思い出作り(麦わら帽子にそれぞれ絵を描きました)にビデオ鑑賞(ピーターパン)、そして待ちに待った『菅原・浦地シェフ』の特別カレー!にサラダにデザート!もう「おいしい!おいしい!」と舌鼓。その後は?もちろん園庭でのキャンプファイヤーで歌い・踊りハッスル!その後は、マリア特別露天風呂を今年もご用意!夜空の下、その日の汗を流しホッと一息・・・もつかの間。またしても、招かざるお客様よりお手紙が・・・これまた恒例の〜肝試し〜のスタートです。勇気を持って「おばけ」に挑んだ子ども達でした。深夜・・・可愛い子ども達の寝顔に微笑む先生達。翌日も思い切り楽しみ、みんな元気に降園して行きました。また、今年も縁の下の力持ち!用心棒!「久保田のおじいちゃん」(久保田栄三さん)には終始お世話になり、知恵を頂きました事、感謝です。さて、いつも幼稚園の事を覚え、お祈り下さる教会の皆様には改めて御礼申し上げます。幼稚園は、また園児募集という大切な時を迎えます。その際には、またご協力賜りますように、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(教諭 リベカ 浅間麻衣)


聖マリア幼稚園
子育て支援講演会
のご案内

演題:「笑って学ぶ子育てのコツ」
   〜あそび・おもちゃを通して〜

日時:2006年9月13日(水)
       午前10時〜11時30分
場所:京都聖マリア教会礼拝堂
入場無料

事前の申し込みは必要ありませんので当日直接会場へおいでください。

主催:京都聖マリア学園 聖マリア幼稚園
共催:聖マリア幼稚園母の会・京都聖マリア教会「幼稚園委員会」

講師: 岩城 敏之氏
    <キッズ いわき ぱふ 主宰>

1956年3月5日生まれ。同志社大学経済学部卒業。その後8年間書店に勤務する傍ら絵本とヨーロッパ玩具を研究後、1987年に「えほんとヨーロッパのおもちゃの店 ぱふ」を開業。
1989年〜95年、マッキー総合学園講師として、宇治市立河原青少年センター機関誌「かわらっこ」を毎月執筆。絵本「メチャクサ」(アスラン書房)の翻訳、「すくすく赤ちゃん」(NHK出版)に特集記事掲載。
1994年「かしこいおもちゃの与え方」(京都法政出版)を皮切りに、「子どもが落ち着ける7つのポイント」「つみ木あそびの本」(三学出版)、2001年「続・子育てのコツ」(三学出版)まで多数の著書を出版。
現在、(有)キッズいわき代表、日本おもちゃ会議会員、日本子どもの発達研究所講師、京都府未来っ子いきいき推進懇話会委員(少子化対策)、読売新聞子育応援団メンバー(子育てコラムの連載と講演)、活字文化推進会議講師、(財)出版文化産学振興財団(JPIC)読み聞かせサポーター養成講師。
子どもの遊びの環境や、玩具・絵本について、保育園・幼稚園・児童館などの職員研修や保護者向け講演の講師として、全国をとびまわっている。
妻・2人の男の子・1人の女の子の5人家族。


寄稿
京都聖マリア教会史 (その9)
木村氏ノート、個人編(その4)

2―7 山川一男(ヤマカワカズオ)兄

 山川一男兄が京都聖マリア教会へ来られましたのは、兄が京都市立第一工業学校電気科の三年生か四年生の頃、〔昭和3年(1928)・昭和4年(1929)〕に、京都聖マリア教会委員で上記京一工電気科長奥谷久彦先生に連れられて主日礼拝に出席されましたのが最初と記憶していますが何月であったか季節の記憶は全くありません。山川兄は奥谷先生のご指導もあり音楽の才能を延ばされ、ガッシリとした体格で京一工のブラスバンドではドラム(大太鼓)を担当しておられました。聖マリア教会の聖歌隊でのパートはベースで故柳原一男兄とよいコンビを組まれ、又真紅の式服を米田茂男兄に続いて着用、礼拝の補佐を勤められました。又当時の私達若者への楽器の紹介は忘れることの出来ません事柄でした。その中でもハーモニカの紹介は驚きの連続でした。それまで私達はハーモニカといえばC調のものだけと思っていましたが、山川兄が京一工から借りて来られ私達にみせて下さいましたのはC調以外の各調のものがあり、更に合奏用のコントラバスは持っただけでズシリと重く、私には全く扱えないと思われました。山川兄のご指導で練習をしましたが、そのメンバーの中には山本進兄もおられました。季節が丁度クリスマス前でありましたのでクリスマスの歌のメドレー等色々と教えていただくことが出来ました。
 この山川兄にも兵役が待っていまして、入営されました。不確実な記憶ですが、現役満期か何かで一度帰郷されましたように思いますが、直ぐに又入隊されまして満州のどこかの航空隊に居られると聞いていました。
 昭和14年(1939)私は当時の大連出張所長からの指名で同年3月上旬、濃霧のため晴れますまで半日待たされました後、上陸しました大連港のあります大連出張所に勤務しておりましたが、その一九三九年初秋に突然空軍中尉の服装の小川一男兄が会社に来訪され、私に「公用で大連に来た。今夜空いているならホテルの私の部屋はベッドが二つあるから泊って、明朝ホテルから出勤してはどうか」と誘われました。当時私は他の二人と同じ家に下宿していましたので彼らに下宿への連絡を頼み、山川兄の泊られますホテルに行きました。ホテルは満鉄直営の超一流の『ヤマトホテル』でした。ホテルのロビーで山川兄は「ここの和食はよいと聞いてきたので、忠一さん、夕食は和食でどうか」と言われ、私は勿論同意で、そのまま和食堂に行きました。当時[昭和14年・1939]には統制は始まっておらず殊に外地大連ですので、内地同様あるいはそれ以上の食事でした。
 食後部屋で休もうと言うことで、予約の部屋に案内されましたが、ここも立派なツインルームでした。山川兄は軍隊に行かれましても、酒、タバコは口にされませんでした。山川兄は問わず語りに軍隊でのいろいろの事を話してくださいました。又山川兄は、私が徴兵検査では丙種で、一方東京の陸軍衛生材料廠の嘱託技師であることをご存知で徴兵されることはないことを十分にご存知でしたので、お話は民間人に判りやすいように話されました。次に紹介します山川兄の事跡は時間的に前後している可能性がありますのでご諒解ください。又地域の紹介は頭書から紹介しています地図で十分とは思いますが、丁度都合のよい日本語(中国の簡体字は使っていません)で省・区そして省都・区の中心都市のみを示した地図を補助的に加えました。次に紹介します篠田統博士の項にもお役に立てば幸いです。従いまして、この日本語地図に記入しております番号等は、この地図のみのもので、他の地図等のものとは別個とご理解ください。因みに省の政治、経済、文化等の中心になります都市を『省都』と呼んでいますが、自治区での『省都』と同様、政治、経済等の中心を『区都』とは呼んでいない様に見受けます。地図中にはその中心的都市名が記入されています。

山川一男兄のお話
1.日本語地図@

地図でご覧のとおり『満州国』(現『遼寧省』、『吉林省』、『黒竜江省』の三個の省(所謂『東北三省』)はその国境は東側の南の一部分が、当時の朝鮮、現在の『北朝鮮』に接していますだけで、他の地域は全部当時のソビエト社会主義共和国連邦(略称『ソ連』)現ロシア連邦(略称ロシアと陸地および『黒竜江』、ロシア語で『アムール河』で接しています。
 その国境地帯を偵察しますことは国境警備隊の軍隊としまして、日常的に欠くことの出来ない任務であります。
(次号へ続く)


婦人会だより

◇一学期最後の伝達講習は、速水純子姉の「きな粉飴」「蕨餅」でした。体によい材料で、子どものおやつに、暑い時期のお茶請けに嬉しい一品です。「学生時代の調理実習を思い出しました。」とご夫妻で参加された倉本さんを始め一一名の参加でほっこり優しいひとときでした。
 二学期はバザーに向けて作品づくりをします。お仕事会の日程は掲示板にてお知らせいたします。また作品のアイデアもお寄せください。
◇ガス台、オーブンが新しくなりました。各部の活動にご利用ください。
◇お願い
ご不要のマグネット(天ぷらガードなどについている直径1.5〜2センチ大のもの)をご提供ください。製作品に利用します。 (野嶋敦代)


各部のお知らせ

=婦人会=
7月にどんぶり鉢50客購入。ガスレンジ・ガスオーブンをうどん会計より新設。
9月婦人会定例会は24日(日)バザーの準備。

=日曜学校=
8月中夏休み。8月29日(火)教師会。9月3日(日)二学期スタート。

=ジュニアチャーチ=
9月3・17日(日)午前10時〜朝の礼拝。午後1時〜ミーティング。

=青年会=
8月13日(日)シネマリア『生きる』。9月10日・24日(日)ギター講習会(予定)

=幼稚園=
8月28日(月)・29日(火)夏季園外預かり保育。
29日(火)教師会。30日(水)母の会大掃除。
9月1日(木)二学期始業。9日(土)10時〜入園説明会と話し合い。
13日(水)10時〜子育て支援講演会。22日(金)未就園児体験入園。25日(月)お誕生会。

=ハンドベル=
9月より朝ベル毎週火曜日10時半〜。夜ベル毎週木曜日19時45分〜。

=ボーイスカウト二十四団=
<ビーバー隊>
9月24日(日)隊集会「クッキング」(指月林)。見学者歓迎! 
<カブ隊>
9月24日(日)特別隊集会「交代式」(指月林)。
<ボーイ隊>
9月9日(土)送別会・GB会議(マリア教会)、
23日(土)・30(土)合同班集会(マリア教会)。
<ベンチャー隊>
9月2日(土)・9日(土)・30(土)隊会議「年プロ他」(マリア教会)、
15日(金)〜18日(月・祝)東京遠征、23日〜24日:琵琶湖自転車旅行。
<ローバー隊>
9月10日(日)普通救命講習会(防災センター)
<団>
9月3日(日)団ラリー・富士章記章伝達式・合同上進式(京都御苑)。
各隊とも新入隊員募集中。(問)組織拡張団委員吉村

=バザー実行委員会=
9月9日(土)午後19時半〜バザー準備作業。


ニュースとお知らせ

=逝去=
アウグスチヌス中村良夫さんが、8月23日に逝去されました。25日に通夜を、26日に葬送式を当教会礼拝堂で行いました。故人の魂の上に永遠の平安を、ご家族の上に神様の慰めを祈ります。

=結婚=
8月15日(火)に、アメリカのSt. Mark's in the Valley Episcopal Churchにて、菅原一樹さん、れいさんが結婚されました。おめでとうございます。

=結婚式=
9月3日(日)午後2時より、田中尚樹さん、近藤万津子さんの結婚式を行います。
9月の教会委員会は10日に変更します。10日には敬老の日の集いを行います。

=洗礼志願式=
9月3日聖餐式中に、山本実瑞紀さんの洗礼志願式を行います。

=記念式=
8月12日(土)午後2時より中堀孝志さんの記念式を行いました。

=9月のレクイエム=
9月20日(水)11時から次の方々を記念して逝去者記念聖餐式を行います。他に記念したい方がおられましたらご連絡ください。教籍は問いません。
2日―ペテロ佐々木高義(1961)、
8日―大津蔦子、
12日―イサク続木イサク(1977)、
14日―*柳本重治(やなぎもとしげはる)(2001)(続木智子知人)、
15日―ヤコブ三井啓(2003)、
17日―*ステパノ木田裕(きだゆたか)(1999)(続木智子兄)、
18日―祝部のぞみ(1973)、
21日―アグネス奥田恵美子(2003)、
24日―マリア片岡静(1984)、
27日―ルシア佐々木雪栄(1968)、ベタニヤのマリア宮西ゆき(1977)、*ロイス下田屋千恵子(1999)

=聖布等聖別の祈り=
8月20日の聖餐式で、聖布等聖別の祈りを行いました。アミス(中井弘子さんが作成してくださいました)とピューリッヒケーターとラバボタオル(山元智子さんが刺繍してくださいました)を聖別しました。ありがとうございました。

=敬老の日=
9月10日(日)、敬老の日の感謝の集いを行います。礼拝の中でお祈りし、昼食会を共にしながら祝会を行います。楽しい企画もあり。

=バザー開催=
10月29日(日)、二年ぶりのバザーが企画され委員長の前田潤さんを中心に準備を進められています。寄贈品、前日準備等いろいろとご協力下さい。詳しくは前田さんまで。

=聖マリア幼稚園バザー=
9月15日(金)10時〜13時半教会会館一階にて。

=幼稚園園児募集にご協力ください=
9月1日から市内一斉に園児募集が始まります。ポスター掲示、案内配布等ご協力お願いいたします。教会敷地北東角(駐輪スペースの角)に、幼稚園の掲示板を設置する計画です。

=主教巡回日=
11月19日に主教巡回を予定しています。洗礼堅信希望の方は牧師まで。

=窃盗事件相次ぐ=
近隣教会で窃盗事件が相次いで起こっています。まずは各自、貴重品の管理をお願いいたします。


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