11月号その2


聖マリア幼稚園コーナー

『母の会プログラム』報告

 10月25日(水)聖マリア教会礼拝堂に〈Petit Brass Quintet〉をお迎えして、第一回母の会プログラムを開催いたしました。
 子ども達が知っているディズニーメドレーや、日頃、幼稚園の先生に教わっている歌(童謡)を演奏してくださり、子ども達の表情がパッと明るくなり、体でリズムをとり、演奏に合わせて歌い、本当に音楽を楽しんでいる様子が伺え、とても良かったです。司会の方の、面白いお話を交えた楽曲紹介やトランペットの試し吹きも、子ども達にとっても思い出に残る体験になったようです。近所に住まれている数組の赤ちゃん連れの方も、「楽しめました。」とおっしゃっていました。 親子共々、心豊かになれた楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。 
  (花組 松本佐保)

 今年度、母の会会長を務めさせていただいております、薮田と申します。教会の皆様方には常日頃より聖マリア幼稚園母の会の活動にご理解・ご協力を賜り、心より御礼申しあげます。
 母の会では、幼稚園行事のお手伝いをはじめ、母の会主催の行事を年間を通じて行っております。本年度も、九月に母の会主催のバザーを皆様方のご協力のもと、無事に盛況のうちに終える事ができました。このバザーの収益を活用し、母の会々員にむけて、また、子供たちにむけて母の会プログラムを年に二回程開催しております。
 今年度も、第一回目のプログラムとして、「Putit Brass Quintet」をお迎えして、金管五重奏のコンサートをお礼拝堂にて開催させて頂きました。一月には毎年恒例の人形劇の公演を、杉の子人形劇団をお迎えして開催する予定にしております。お母様たちだけでなく、たくさんの方々に積極的にご参加いただけるように、母の会の名称を来年度から「こひつじの会」という名称に変更させていただくことになりました。より一層、幼稚園の先生方とともに、子供たちのために活動していきたいと思っております。
 教会の方々の日頃のご理解・ご支援を深く感謝し、御礼申し上げるとともに、今後とも、ご指導・ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、私事ですが、赤組に通わせていただいている息子(真之介)が入院しておりました際、お礼拝の中でお祈りしていただき、家族一同、大変感謝しております。おかげさまで、幼稚園に再び通わせていただけるまでに回復いたしました。元気に回復出来ましたことを神様に、そして皆様に心より感謝し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
(平成18年度会長 藪田美香)


寄稿
京都聖マリア教会史 (その10)

木村氏ノート、個人編(その5)

 航空隊の山川兄の部隊も、毎日偵察飛行が行われていまして、兄も週に何度かは飛行をされた由でしたが、ある日、単座機での偵察を終了、基地に着陸、機からおりて、迎えに来た整備兵に「後は頼むぞ」と言って事務室に向かおうとしたところ、その整備兵が「教官殿、ズボンの留め金に何か付いております。」(軍隊には軍隊の人々が使われます特殊な言葉がありましたが、難解の言葉もありましたので、本文では出来るだけ現式の言葉に改めています。) 私はそう言われてよく見ると、留め金にソ連製の小銃の弾丸が食い込んでいた。多分越境したので撃たれたと思うが、もう数ミリどちらかにズレテいたら、危なかったな、と他人事のようでした。
2.日本語地図A エアポケット
 偵察は、ゆっくりと上空を飛びながら相手方の様子を見る訳だから、スピードは不要。小型機でプロペラの力は強くない。これも偵察で"ソ連"との国境を飛んでいた時のこと、機が突然エアポケットに入ってしまった。機の力が強ければ、そのまま直進で抜け出せたと思うが、何分弱体で抜け出せず、機は尾翼を中心にして、時計廻りに回転しながら高度はどんどん下がって来た。山川もこれで終わりだと思った時、機は先ず尾翼が地面に激突、そして機首がガシャンと言う音と共に地面に落ちた。私はシートベルトをしたままであったので機から放り出されることはなかったが、受けた衝撃はスゴかった。運が強いと言うのか、ここでも命びろいをした。
3.日本語地図B 甘粛省蘭州市爆撃[甘粛省及びその省都蘭州につきましては、山川兄の事跡紹介の後に述べさせていただきます。] 
 出撃の年月日、基地、機数などは一切不明ですが、年月日はあるいは新聞紙上に掲載されたかとも思われます。
 山川兄のお話;蘭州での相手方の反撃は、地上、空中共に激烈で、我が方は三機を失い、四機目として攻撃されたのが、自分の乗った機であった。飛行機の編隊と言うのは一種の要塞であって、攻撃してくる相手機には、付け入る弱点が全然無いのだが、相手方には多分助っ人がいたと思われるほど、実に巧妙な作戦で攻撃してきた。"あのなあ忠一さん、相手方の機銃弾が我が機に当ると、機に穴があくやろ、そしてそのあく穴がだんだん自分に近くなってくるのは気持ちのよいものではないよ。"しかし、4番目の機も、その機の第二機銃手として搭乗しておられました山川兄も無事に基地に帰還、着陸後、相手機銃弾痕は145個あったのことでした。
 翌朝、山川兄と朝食後、ホテルのロビーで握手をして別れましたが、これが山川一男兄との最後の別れとなりました。山川兄は公用で来たと言われましたが、これからどうされますのか、軍機(密)のこともあり、不本意ながら聞くことも出来ず―――のお別れでした。
次に古寺不二男(フルデラ フジオ)兄
 古寺兄は山川兄の異母弟である由、京都聖マリア教会委員、奥谷久彦先生(当時、京都市立第一工業学校電気科、科長)のご紹介で山川兄と共にマリア教会の礼拝に出席されました。兄はコルネット奏者として山川兄同様、京一工ブラスバンドに属され、染色科に在籍、学年は山川兄と同学年でありブラスバンドでは奥谷先生のご指導を受けておられました。山川兄のお話ではコルネットの腕前はカルメンの曲を吹けるとのことでした。大変に物静かで万事、控えめの方でした。山川兄は積極的に教会の各方面への奉仕をされましたが古寺兄は特に目立つことはされませんでしたが、ある日曜日、礼拝が終わりまして、婦人会のお世話の「おうどん」を戴きました後、若者が集まっていますところに来られ、持参されたコルネットを吹いて見せてから皆に吹いてごらんと差し出されましたが10人程の内で音の出せた人は一〜二人、他はズーズーと息がもれただけでした。この古寺兄は山川兄と同時に京都市立第一工業学校染色科を卒業されましたが、その後の消息は不明です。古寺兄は外地に行かれたかどうか判りませんので特に番号をとらず、山川一男兄の項に容れさせて戴きました。 中国「甘粛省」・省都「蘭州」;蘭州を目的地として訪中されました方は少数と思いますが甘粛省には多くの観光地があります。敦煌(トンコウ)、玉門関(ギョクモンカン)、嘉峪関(カユウカン)、長城で、大きなレンガ積長城の西端、ここから西は高さ1m余の"土塁"が西に続く。"酒泉";最近の衛星打ち上げ基地。"哈密";夏に日本でも出回るハミ瓜の産地。その他、名所、旧跡は少なくありません。
 「蘭州(ランシュウ)」;甘粛省の省都、首都北京の西方150キロ近く離れています。市は海抜2000mにあり、水は九八℃で沸騰します。市街の中央を黄河が流れ、河畔には「母なる河」と題した母子の石像があり、黄河に架かった最初の鉄橋(ドイツ人による架橋)があります。渇水期には川原に下り、水際まで行けます。山川兄が爆撃されたであろうと思われます飛行場は以前は市中にありましたが、ジェット機使用で滑走路を長くするため、日本の東京ー成田より遠い市街より七五Km離れたところに移転しています。
 甘粛省都その省都蘭州の紹介はこれで終わり、山川一男兄の紹介も終わります。


各部のお知らせ

=婦人会=
11月19日(日)昼食後〜教会大掃除(11月婦人会例会兼ねて・・・)。

=日曜学校=
11月26日(日)秋の遠足は王子動物園へ行く予定が雨天のため中止になりました。12月17日(日)礼拝お話続木泰子姉。22日(金)四時〜クリスマス礼拝・パーティー。24日・31日 冬休み。

=ジュニアチャーチ=
11月26日(日)秋の遠足・芦屋聖マルコ教会聖餐式出席と神戸散策。12月3日・17日(日)午前10時〜朝の礼拝。午後一時〜ミーティング。
25日(月)午後6時よりクリスマスパーティー(マリア教会二階集会室)。

=青年会=
11月26日(日)ギター講習会(変更あり/お問い合わせは浦地愛まで!)
12月10日(日)13時半〜京都シネマリア『天使の贈り物』

=幼稚園=
12月4日(月)クリスマスパーティー・お誕生日会。7日(木)クリスマス写真撮影。13日(水)ページェントリハーサル/午後保育終了。15日(金)クリスマス礼拝・ページェント。20日(水)二学期終業。

=ハンドベル=
朝ベル毎週火曜日10時半〜。夜ベル毎週木曜日19時45分〜。

=ボーイスカウト24団=
<ビーバー隊>12月3日(日)隊集会「備えよ!ビーバー!」(マリア教会)。
<カブ隊>12月10日(日)組集会「メリークリスマス」(マリア教会)、17日(日)隊集会「メリークリスマス」(マリア教会)。
<ボーイ隊>12月2日(土)・3日(日)隊キャンプ・入隊式(静原キャンプ場)、9日(土)・16日(土)合同班集会「落ち葉の中の宝物」。
<ベンチャー隊>12月16日(土)隊会議「クリスマス準備」(マリア教会)。
<団>12月23日(土)団行事「クリスマス祝会」(マリア教会)。


ニュースとお知らせ

=入籍=
パウロ西岡宏(こう)さんの教籍が、新潟聖パウロ教会より入籍されました。大阪にお住まいです。よろしくお願いいたします。

=転居=
前田潤さん、亜季子さんが引っ越しされました。新居の住所は教会へお問い合わせください。

=12月のレクイエム=
12月20日(水)11時から次の方々を記念して逝去者記念聖餐式を行います。他に記念したい方がおられましたらご連絡ください。教籍は問いません。
1日―ダニエル野嶋(1975)、
3日―星野英謙(1943)、
4日―*吉田勇(1971、谷敬子父)、
11日―バルナバ速水経憲(1920)、菊地忠夫(1934)、岸喜国(1980)、
12日―ラファエル服部喜三(1978)、
14日―テモテ椹木武夫(2002)、
19日―*吉田花子(1992、谷敬子母)、
21日―モニカ尾上千代、
24日―アクラ中島誠(1975)、
25日―トマス立石愛二(1990)、
26日―エリザベス西原信、
28日―ヒルダ中野京子(1995)、
29日―*アクラ浦地辰雄(1985浦地洪一父)、
30日―ドロシー・デッソー(1980)、エリザベス岸喜江(1989)、
31日―ハンナ星野富士子(2002)

=信徒名簿=
信徒名簿の改訂作業が終了しました。クリスマス案内と共に記載事項確認のお便りを差し上げます。

=教区会=
去る11月23日(木・祝)に教区会が終わりました。議題では、長時間の議論の後、「セクシュアル・ハラスメント防止に関する宣言を決議しセクシュアル・ハラスメント防止・相談委員会(仮称)及び相談窓口を設置する件」が可決されました。常置委員は、聖職・宮嶋、三浦、黒田各司祭、信徒)佐々木靖子(桃山)、松本嘉一(桃山)、三木清樹(京三一)各氏が選ばれました。また第一回常置委員会で藤原司祭が総務局長に選ばれました。

=チャリティーコンサート盛会=
11月5日(日)午後4時30分より、チャリティーコンサート「ビオラの響き、ジークフリート・フュールリンガー氏と共に」が行われ、収益金はメイクアウィッシュジャパンに寄付されました。


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