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| 川口基督教会のパイプオルガンは、1990年の 創立120周年を記念して設置されました。 (株)ヤマハを通してドイツのリンク社で 作られたもので、実際に組み上がったのは 91年2月のことです。 パイプオルガンは世界に同じものが一つとなく、 建物に合ったサイズ、デザイン、色合いを 設計図をもとに一枚、一枚手作りで作られて いきます。 建物と同じで一度設置すれば解体したり 移動したりすることは考えられていません。 しかし、95年の震災のため聖堂の大がかりな 工事をするにあたり、パイプオルガンも分解、 移動、保管の必要が出てしまったのです。 |
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| 同年6月ヤマハの技術者を教会委員会に迎えて検討され、9月に分解、桃山学院大学旧キャンパスに 保管してもらうことになりました。97年3月半ばに藤木工務店の倉庫に移されています。 さて聖堂も大工事の末、元の形に戻り、97年7月にパイプオルガンも川口基督教会に戻って来ました。 とはいえ巧妙に精巧に組み立てられていたため、再構築も容易ではなかったそうです。 何か木枠のような物で固定しておくことが出来なかったため、木製部分がほんのわずかでも 反ったり膨らんだりしていたら、それだけですべてがダメになってしまうデリケートな楽器のこと、 幸い1ミリの歪みもなくピタッとかみ合って復元できたのも奇跡的といえます。 それでもバラバラにした969本のパイプを1本ずつ元に戻して調律をし音が鳴るまでに 1ヶ月近くかかりました。そして、震災から2年8カ月ぶりに1997年8月31日(日)待ちに待った 聖堂での礼拝が実現しました。 (2010年5月号教会報「み手の中で」より) |
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パイプオルガンのオーバーホール終わる(教会報2011年5月号より) |
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1991年に設置された川口基督教会のパイプオルガンは 今年でちょうど20年となります。震災時に一度解体、 保管、再組み立てを経験していますが、それからでも もう十数年が経過しています。 オーバーホールというのは、パイプをすべて取り外し、 内部の奥の細かい所に至るまで大がかりなクリーニングを 行うことです。 川口基督教会の場合、5月16日からヤマハの技術者 4人がかりで丸1週間かかりました。 15年から20年もすると、パイプにひび割れ割れが生じたり、 埃がたまって故障の原因になり寿命を縮めてしまうので、 すべてのパイプオルガンはオーバーホールが欠かせないの です。 まず身体の「肺」にあたる風箱からの風圧が測定されます。 この風圧を再調整することで、安定した風を送ることができ、 十分に音が鳴る環境が作られるのです。 |
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| それから、千本近いパイプを順次外していきます。 聖堂の椅子を後ろに寄せて広いスペースを作り、そこに 置いていきます。 抜かれたパイプのあとはその数だけ丸い穴が開いていて その辺に埃がたくさん積っていました。 教会の外は大通りがあり、排ガスの影響も多く、 埃はちょっと触っただけでも真っ黒でした。 しかし、今回心配していた湿気による歪みやカビはなく、 非常に良い材質(無垢材)が使われていたのだと再認識 しました。パイプ自体の埃は屋外でコンプレッサーのエアで 飛ばしましす。 |
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さて、後はパイプを元の位置に戻していくのですが、 強い地震でもはずれ落ちないように正面のフロントパイプは 金属ワイヤーで支持板に留められました。 大切なのは音作りです。整音・ヴォイシングをどのように するかで色合いや「鳴り」が変わってきます。 今回は立ちあって試したところ、三度(例えばドとミ、 ファとラの間隔)が美しく響くヤング調律法が良いと 思われたので、それで調律してもらいました。 結果的には(22日の主日礼拝で聴いたところ)明るく 透明感があり、音の伸びがよくなったことで2階の ギャラリーの真下でも十分に音が届いていました。 |
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| 主教座聖堂として300人規模の礼拝でも大丈夫です。これからも1〜2年に1度の1日保守点検は必要ですが、 オルガンを長く使っていくためのメンテナンスは重要です。主日の礼拝ではオルガンに負けないよう 高らかに讃美し、これからもずっとその讃美を支えていく素晴らしい楽器で在り続けてほしいと思っています。 |
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