聖公会とは?

■聖公会の特徴


聖公会は中道(ヴィア・メディア)の教会です

「キリスト教」とひとくくりにした言い方がされますが、2000年の歴史の中で、じつにさまざまに多様化して、今に至っています。わたしたちの「聖公会」は、どんな特徴を持っていると思われますか?ちょっとだけですが、ご紹介しましょう。


「橋渡しの教会」を自認しています

キリスト教に中道とか過激派とかあるの?と不思議に思われるかもしれませんが、16世紀以降の宗教改革の中で、いろんな主張が生まれたのは事実です。もともと、一つであるはずのキリスト教会は、ローマカトリック教会、東方教会(正教会)、プロテスタント諸教会など、多くの教派に分かれ、時には激しく対立したこともあります。
聖公会は、宗教改革の結果生まれた教会としてはプロテスタントに属していますが、古代教会が追求したカトリック的(普公的)伝統を大切にしています。ですから、み言葉(聖書)とサクラメント(イエス・キリストの体と血をあらわす、パンとぶどう酒をいただく聖餐式・ミサなどの儀式)の両方を大切にしています。そういう意味で、プロテスタントとカトリックの両方の側面・特徴を取り入れていると言っても良いかも知れません。そのような教会のあり方を、「ヴィア・メディア(中道)」と呼んでいるのです。
さらに聖公会は、そうした諸教会が互いに「違い」を認めつつ再び一致に向かうこと(エキュメニズム)を支持しています。そのため、自らを「ブリッジ・チャーチ(橋渡しの教会)」と呼んでいます。


「聖書」と「伝統」と「理性」を大切にしています

「聖書」を大切にするのは、その中に、全人類の救い主であるイエス・キリストの出来事がすべて記されているからです。
「伝統」を大切にするのは、教会の中に蓄えられたこれまでの歴史的経験を受け継ぎ、未来に向けて発展させようとしているからです。
「理性」を大切にするのは、聖書や教会の伝統に眼を向けるとともに、新しい真理の発見にたいして開かれた態度をとっているからです。また、理性に基づく他宗教との対話にも積極的に関わっています。


多様性を認めます

ヴィア・メディアを行くということから、聖公会の中には、多様な傾向、多様な考え方が共存しています。プロテスタントの改革精神を重視する人々から、カトリック的伝統を重視する人々まで、多彩なあり方を互いに認め合っています。それを表わしているのが、「Unity in Diversity(多様性の中の統一)」という言葉です。


■聖公会の特徴
■聖公会の礼拝
■世界と日本の聖公会の歩み(聖公会のネットワーク)
■世界の諸宗教との対話、および潮流