聖公会とは?

■世界と日本の聖公会の歩み(聖公会のネットワーク)


約450年前に英国で始まった聖公会(アングリカン・チャーチ)は、近代・現代の歴史の流れに沿いながら、世界中に広がりを見せています。その世界的な交わり・連合体を「アングリカン・コミュニオン」と呼んでいます。

17世紀の英国の勢力圏の拡大、海外進出と植民地をベースに、英国国教会(英国聖公会)も世界的な進出を遂げました。第1段階の広がりです。北アメリカでは、独立戦争に勝って英国の植民地でなくなった米国の地に、国家教会ではなく、英国から自立した「米国聖公会」が誕生しました。この時から、信仰と制度が英国風に画一的ではなく、それぞれの国や民族固有の言語や文化を通して表現される、「多様性の中の一致」を特質とする聖公会の新教会像が誕生しました。
19世紀から、欧米の海外伝道運動が盛んになり、アジア・アフリカなどへ多くの宣教師が派遣されました。第2段階の広がりです。日本が鎖国を解いて開国し、西洋文明の波が押し寄せるとともに、英・米・カナダ・オーストラリアなどから聖公会の伝道が、全国で展開されました。
英国の伝道団体(CMSとSPG)や、米国聖公会などから派遣された宣教師の働きが実を結び、合同して1887(明治20)年に「日本聖公会」という一つの組織となりました。
組織成立時
教会の伝道だけでなく、隣人愛による社会福祉や教育活動も強調され、展開されてきました。幼稚園・学校・大学、病院、社会福祉施設などが多数設立され、地域のために活躍・貢献してきました。各国や各地域にできた教会・施設で育った指導者にまかせるという「地域ごとの管区の独立と、指導権の委譲」が、原則です。
「教会と諸施設」にリンクしてみてください。
全世界の聖公会が、ゆるやかな連帯・統合を持ち、相互の尊重と協力関係を保つ、これが聖公会の特徴です。10年に一度、世界中の主教が集まる「ランベス会議」も、平等の中の首位者であるカンタベリー大主教の招きで開催され、法的な拘束力を持たないのです。聖公会につながる共通の考えや原則のことを、「聖公会綱憲」とか「ランベス4綱領」と言っています。
現カンタベリー大主教
ローワン・ウィリアムズ

1998年に集まった全世界の主教たち
現在の「アングリカン・コミュニオン」は、100以上の国にまたがり、アジアでは、日本、韓国、台湾、フィリピン、香港、ミャンマー、インド、スリランカ、シンガポールなどにあります。聖公会の総信徒は約7500万人に上ります。
日本聖公会は、日本列島にある11の教区からできている管区として、「アングリカン・コミュニオン」に属しています。全国に散らばる250を超える教会と、信徒の結びつき・礼拝が、それらを支えています。
このホームページをクリックして、ひもといて行くと、日本および世界の聖公会の姿や様子が見えてくることと思います。どうぞ、とびらを開いてみてください。


■聖公会の特徴
■聖公会の礼拝
■世界と日本の聖公会の歩み(聖公会のネットワーク)
■世界の諸宗教との対話、および潮流