主 事 会 議

各  教  区

北海道教区 東北教区 北関東教区 東京教区
横浜教区 中部教区 京都教区 大阪教区
神戸教区 九州教区 沖縄教区

神学校・修道院

関係諸団体・その他

日韓聖公会青年交流キャンプを終えて

第19回日本聖公会部落開放セミナー






□主事会議
第2回 9月13日(水)主な議題
・海外研修費支出について
・第2回聖公会「手話」関係者全国の集い(9/15、仙台)支援について
・次回・次々回:10月11日(水)、11月8日(水)

□各教

北海道教区

・2000年ミレニアム・フェスティバル(教区大礼拝)
 日時:10月9日(月)
 場所:札幌聖ミカエル教会(予定)
・第59(定期)教区会
 日時:11月22日(水)17:30〜23日(木)16:00
 場所:札幌聖ミカエル教会

東北教区
・第78(定期)教区会
 日時:11月3日(金)09:00〜17:00
 場所:東北教区主教座聖堂並びに教区会館

関東教区

・第62(定期)教区会
 日時:11月23日(木)10:30〜17:00
 場所:川越基督教会

東京教区

・第90(臨時)教区会
 日時:11月23日(木)09:00
 場所:聖アンデレ主教座聖堂
 議題:日本聖公会東京教区主教選挙の件
・第91(臨時)教区会
 日時:12月9日(土)09:00〜17:00
 場所:聖アンデレ主教座聖堂・聖アンデレホール
 議題:2001年度活動計画承認の件
 2001年度教区会計予算承認の件
 その他

横浜教区

・第18回「エッファタ」障害を共に生きる集い
 日時:10月14日(土)10:00
 場所:横浜聖アンデレ教会
 松浦幸子さんのお話「不思議なレストラン」
・第58(定期)教区会
 日時:11月22日(水)18:00〜23日(木)16:00
 場所:横浜聖アンデレ主教座聖堂および会館

中部教区

・教区研修会
 日程:10月8日(日)〜9日(月)
 場所:飯綱高原ホテルアルカディア
・第69(定期)教区会
 日時:11月23日(木)09:00〜16:00
 場所:中部教区主教座聖堂名古屋聖マタイ教会

京都教区

・京都教区宣教懇談会
 日時:11月22日(水)14:00〜16:00
 場所:教区センター
 内容:教区宣教活動の分かち合いと宣教活性化のための学び
・第92(定期)教区会
 日時:11月22日(水)18:00〜23日(木)15:00
 場所:京都教区主教座聖堂・教区センター会議室

大阪教区

・2000年教区礼拝
 「集い祈ろう21世紀に向けて」
 日時:10月22日(日)10:30
 場所:プール学院清心館(桃谷学舎)
 司式:高野晃一主教 説教:渋川良子司祭
    (中部教区岐阜聖パウロ教会牧師)
・第84(定期)教区会
 日時:11月23日(木)09:00〜17:00
 場所:大阪教区主教座聖堂(川口基督教会)

神戸教区

・神戸聖ミカエル教会
◇八代斌助主教逝去30年記念講演会
 主題:「八代斌助主教の足跡と今日的意味」
 講師:新堀邦司氏(東京YMCA総主事、八代斌助師の研究者)
 日時:10月7日(土)17:00〜18:30
 場所:神戸聖ミカエル教会
 懇親会:19時、教会地下ホール
◇神戸聖ミカエル教会創立119年記念日・
 八代斌助主教逝去30年記念聖餐式
 日時:10月8日(日)10:30
 司式:教区主教 古本純一郎師
・第67(定期)教区会
 日時:11月23日(木)08:00〜17:00
 場所:神戸聖ミカエル大聖堂(神戸教区主教座聖堂)

九州教区

・第92(定期)教区会
 日時:11月22日(水)16:00〜23日(木)15:00
 場所:九州教区センター

沖縄教区

・第38(定期)教区会
日時:11月22日(水)18:00〜23日(木)16:00
場所:宣教センター(仮称)〈浦添市前田1733−9〉

□神学校・修道院
○聖公会神学院
・研究会(公開)
 日時:10月19日(木)19:00
 場所:聖公会神学院大教室
 主題:「アメリカ・バークレイ留学報告
     −最近の礼拝学の動向をめぐって−」
 講師:司祭 加藤博道
・2000体験入学
 日時:10月12日(木)14:30〜14日(土)10:30
 場所:聖公会神学院
 主なプログラム:「聖公会神学院の教育と生活について」
          授業への参加(説教学・神学特講)他

□関係諸団体
・第2回聖公会「手話」関係者全国の集い
 日時:9月15日(金)〜16日(土)
 場所:仙台基督教会
・日本聖公会社会福祉連盟第44回大会
 日時:11月17日(金)〜19日(日)
 会場:ホテル蓮沼ガーデン・ハウス(九十九里 蓮沼海浜公園)
 主題聖句:「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、
       一粒のままである。だが、死ねば、
       多くの実を結ぶ。」(ヨハネ12:24)
 主題講演:「ミス・ヘンティ女史の足跡と偉業」 講師:垣内 茂司祭

□訂正
『第18回(1998年)部落解放セミナー報告』
参加者名簿から次の方々のお名前が洩れて  います。お詫びして追加いたします。
 司祭 前田良彦、司祭 三浦恒久、司祭 三原一男、
 司祭 武藤謙一、司祭 輿石 勇

□逝去者
・司祭 ヨハネ太田俊夫(九州・退)
 2000年7月16日(日)逝去(90歳)
・ Rev.Peter Jackson
 (司祭、ミッションズ・トゥ・シー フェアラーズ神戸、
  前チャプレン1992〜2000・退)
 2000年8月14日(月)逝去(65歳)
・司祭 パウロ西村時員(九州・退)
 2000年8月21日(月)逝去(99歳)
・Rev.Donald F.Winslow
 (司祭、元米国聖 公会宣教師、
  大阪教区 西宮聖ペテロ教会 1958〜1962退)
 2000年9月21日(木) 逝  去(72歳)





        日韓聖公会青年交流キャンプを終えて

 今回の韓国でのキャンプは、日韓の青年たちの新しい出会いが始まったキャンプだったと実感している。8月17日から韓国の南楊州教会で始まった日韓青年キャンプは日本側、韓国側を合わせて約30名で女性が半数以上であった。日本も韓国も全国からの参加者であったため事前準備の困難さがあった。しかし、極めて今日的な方法を持って事前準備がなされたのである。それはEメールを駆使した情報交換と事前学習である。

 南楊州教会での働きの中心は外国人労働者への積極的な取り組みを学ぶこととその働きについて実感するプログラムが準備されていた。南楊州教会の周りは家具工場の密集地で大勢の外国人労働者が働いている。彼らの居住環境は恵まれたものではなく、また家族への送金を中心にしているため自らの住環境は二の次にしてしまうのである。そのような住環境の整備を手伝うということで大雨の中、アパートの台所を磨き、またアパートの入り口通路に砕石を敷くという体力の必要な作業を行った。多分、台所の掃除をしたことがないのではないかと思う青年たちがずぶ濡れになりながら一日働いたのである。更に、これらの働きに対して、労働者の側から夜のお茶会の招待があり、深夜まで語り合っていた。

 江華島の聖アンナの家(女性老人ホーム)やウリマルの家(障害者施設)の働きを見学し、大韓聖公会の社会宣教の働きの実際を見学した。もう一つのソウル教区の大きな働きは大聖堂の野宿労働者への給食活動(フードバンク)であった。大聖堂の地下食堂で調理をし、弁当を作り、またソウル駅の地下で約600食の給食活動を行っているが、日本の参加者は一晩だけだったがそのお手伝いをさせて貰った。大勢の野宿労働者の現実に触れた青年たちは大きな衝撃だったようである。詳しくは青年たちの報告書が出るので是非お読みいただきたい。

 今回のキャンプは、教会が何をするのか、あるいは韓国の教会は何をしていたのかを実際に学んだ旅であった。それと同時に日韓の青年が出会うためにこのキャンプが毎年実施し続けなければならないことを青年たちも実感したのである。関東地区の青年たちは韓国語を学ぶプログラムを作っている。青年たちの今後に期待している。

             前管区事務所宣教主事
             浅草聖ヨハネ教会牧師  司祭 前田良彦





         第19回日本聖公会部落解放セミナー
    
            −8月29〜31日・鳥取市で開催−

 島崎藤村の小説『破戒』の主人公・瀬川丑松には実在のモデルがいた。それは大江磯吉(1868〜1902)であったとされている。大江磯吉は長野県飯田市に「被差別民」として生まれ、貧窮と受難のなかで近代教育の理念を学び、部落差別と戦いつつ教育者としての道を切り開いていった。明治時代、先駆的な教育実践を続けた大江の勤務地の一つが鳥取であった。鳥取県は現在、地域改善対策事業(同和対策事業)が県下すべてで行われて、先進県の一つであるとされている。このような地で開催した今年度の日本聖公会第19回部落解放セミナーでは、多くの事柄を学ぶことが出来たと思う。
 
 今年度のセミナーの主題は「これからの啓発活動を考える −機構改革の中で−」。この主題の目的は、部落解放の課題を「現地」に学びつつ、日本聖公会の機構改革の中で、これからの聖公会としての部落解放の啓発活動をどのように方向づけるかを考える機会とすることにあった。参加者は、高野晃一主教、五十嵐正司主教、東京・横浜・中部・京都・大阪・神戸・九州・沖縄各教区の聖職・信徒と、地元の鳥取聖ルカ教会信徒の計50名。

 開会礼拝に始まった第1日は、鳥取市解放センターを会場にして、講義
1「鳥取県の解放運動」について、部落解放同盟鳥取県連合会書記長、中田幸雄氏から自身の生い立ちを交えての感深いお話があった。

 第2日は鳥取聖ルカ教会(小南晃司祭)に会場を移し、聖書研究(高田真司祭)につづいて、講義2「鳥取市における同和行政の取り組み」について、鳥取市総務部同和対策課課長である山崎勝弘氏が具体的な事例を挙げながら話してくださった。特筆すべきは、この席に前記の連合会書記長の中田氏と解放センターの若手の書記が同席して、解放同盟の立場から行政の施策について意見を述べ、また補足をされたことである。解放同盟と行政とが協調して事にあたる、この地域での姿勢の表われと感じられた。

 午後からは解放センターのマイクロバスで「現地」視察と研修。地域改善事業の実情を円通寺地区で、地区産業の実際を国安地区で詳細に見学する機会を得た。地域改善がなされる前の情況と、改善されてからの現在とが実地に確認することが出来た貴重な学習のひとときであった。現地視察の補足をビデオで学習したあと、夕方からは宿舎の白兎会館で、部落解放鳥取県連合会のみなさんとの食事と懇談の会を持った。席上、県連の副委員長が解放同盟旗に記す「荊冠」の由来にふれて、キリスト教信仰への共感と連帯感を表明されたのが印象的であった。

 第3日は鳥取聖ルカ教会を会場として、@発題「教会は社会正義・社会的問題(特に、部落差別問題)にどう関わるのか」−発題・小林聡執事、石原絹子執事−、A発題を受けてのグループ討議、B全体討議(分かち合い)を経て、聖餐式(司式・小南晃司祭、説教・高橋顕司祭)をもってセミナーは終了。学んだものの多い、因幡の地でのセミナーであった。詳細は後日、報告書としてまとめられることになっている。
                    (広報主事 鈴木 一)