●エルサルバドル地震救援募金
についてのお願い
●清里の父 ポールラッシュを描く
1月15日朝日新聞夕刊から
●《新刊紹介》
日本聖公会教会・礼拝堂・伝道所御中 この情報は、管区事務所だよりには未掲載です。
2001年1月23日
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 サムエル 輿石 勇
エルサルバドル地震救援募金についてのお願い
主に在って平和のご挨拶を申し上げます。
み恵みの内にクリスマスと新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
さて、皆さまもよくご存じのように新年早々の、現地時間1月13日(土)午前11時35分、マグニチュード7.6、深度60qの地震が中米エルサルバドルを襲いました。最新の情報では、最初の報道の230人をはるかに超える、704人の死亡が確認され、4,050人が負傷し、573,609人が住まいを失い、69,714軒の家が崩壊し、10万軒以上の家が被害を受けているそうです。隣接国へのルートも含め、各地で道路が分断され、また空港も閉鎖されており、軍事空港だけが外国からの援助の受け入れ口となっているとのことです。
ACTという世界ルーテル連盟と世界教会協議会の合同緊急救援団体がすぐに現地入りし、5万ドルの緊急救援物資を送り、救援活動をしております。同地にある聖公会の教会も建物が大きな被害を受けましたが、アメリカ聖公会のニュースによりますと、聖公会の信徒では現在のところ4才になる少女一人だけが亡くなったことが確認されているとのことです。エルサルバドル教区(中央アメリカ地域聖公会管区)の求めに応じて、アメリカ聖公会も既に5万ドルに達する救援物資やボランティアを送っています。
日本聖公会では、1月17日に開かれました主事会議におきまして、日本聖公会海外援助資金から、1万米ドルをエルサルバドル教区に直接、また30万円を日本キリスト教協議会を通じてACTに、それぞれ送金することとし、同時に、日本聖公会内に救援募金を要請することといたしました。
エルサルバドル教区のマーティン・バラホナ主教は、日本聖公会へのファックスの中で、「同教区の緊急委員会は家を失った人々に食糧を提供する活動に従事しており、この緊急支援段階が終わったあと被災教会の片付けに移り、ずっと後になるでしょうが、それが済んだら教会再建にとりかかることになります。同じ震災に悩む国である日本の教会の皆さまが、エルサルバドル教区のことをお祈りの内にお覚えいただければ幸いです」と伝えて参りました。
日本聖公会の阪神・淡路大震災募金もようやく決算ができる見通しになったところでありまして、復興には時間がかかると存じます。どうぞ、エルサルバドルの人々を物心両面にわたってご支援たまわりりますようお願い申し上げます。
送金要領:
1.郵便振替: 00120-0-78536 名義「日本聖公会」
2.銀行振込:
a.あさひ銀行神楽坂支店(普)1140157 名義「日本聖公会」
b.さくら銀行飯田橋 (普)6474499 同上
c.三和銀行飯田橋支店 (普)3939556 同上
郵便振替の場合はその受領証をもって、銀行振込の場合は、その振込み控をもって領収書に替えさせていただきます。別に領収書を必要とされる場合はお申し出ください。
清里の父 ポール・ラッシュを描く
―アニメ映画「夢かける高原」の制作が進行中―
日米親善に生涯をささげたポール・ラッシュ氏を描いた長編アニメ映画「夢かける高原」の制作が進んでいる。ポール・ラッシュは1925年、関東大震災で壊れた東京と横浜のYMCA会館を再建するために来日。その後、立教大学教授として教壇に立ち、日本生聖徒アンデレ同胞会を結成した。太平洋戦争で帰国を余儀なくされたが、占領軍の情報将校として再来日した。今回の映画は、退役したポール・ラッシュが、当時貧しかった清里高原を開発し豊かな土地に変えて、農村伝道と民主主義のモデル共同体にしようとする「キープ」(清里教育実験計画)に力をつくす宣教師「清里の父」の物語として描かれている。監督は「白旗の少女・琉子」「ハッピーバースデー」などの社会派作品で知られる出崎哲氏。アニメ製作会社と立教大学OBらが制作委員会を結成して制作を進めている。現在は絵コンテの修正段階で、作品はこの秋に完成する予定。この経過は朝日新聞1月15日付夕刊に、「米国宣教師の半生がアニメに」として報道された。
「清里の父 ポール・ラッシュ」映画製作委員会
E-mail:paul-rusch@hakuei-japan.co.jp
http://www.hakuei-japan.co.jp
《新刊紹介》
『礼拝学日記』 −バークレイより−
実践礼拝神学のためのノート
加藤博道著 (聖公会出版・刊)
この書の著者、加藤博道司祭は1999年9月より2000年6月まで、米国カリフォルニア州バークレイにある聖公会の「太平洋神学校」(The
Church Divinity School of the Pacific)に客員研究員として留学された。その日々のエピソードを交えつつ現代の礼拝学の動向・課題などを、月・暦を追うかたちで日記形式の礼拝学ノートとしてまとめたのが本書である。「礼拝」が、共同体と個との両面から担う今日的意味について、また、教会と信徒の使命を具体的な場に即して思索していく上で、示唆されるものが非常に多い一書である。某教会では、信徒たちが自主的に本書を講読して、自らの礼拝のあり方について話し合いをするために、読書会を始めたと聞いている。内省的で深みがあり、かつ読みやすい筆致で綴られているのが特色。加藤司祭は現在、東京教区聖パウロ教会牧師。聖公会神学院兼任教員(礼拝学)。国際礼拝学会会員。
本書は次のように構成されている。
9月 リタジー 共同の沈黙・代祷
10月 聖餐式のかたち(1)エントランス・ライトとキリエ・エレイソン
11月 使者の記念の月
12月 聖餐式のかたち(2)み言葉と聖餐
1月 キリストのからだ(1)キリスト教入信としての聖餐
2月 キリストのからだ(2)幼児洗礼・幼児陪
餐・堅信式
3月 キリストのからだ(3)神の民の祭司職
4月 聖週 −ダービー・カセドラルの場合−
5月 「教会は歌の中に生まれた」
6月 終わりに 心残り−ノン・ユーカリスティック・リタジ−
※四六判・本文200ページ。定価1800円+税
(広報主事・鈴木 一)