日本聖公会各教区報のなかから

☆毎月、広報主事宛に送っていただく各教区報のなかから、ご紹介しております。


 待望の新司祭が誕生
大阪教区報 第351号(2000年12月刊)

 11月30日(使徒聖アンデレ日)、主教座聖堂(川口基督教会)において、モーセ任大彬(Im・テビン)執事の司祭按手式が挙行された。大阪教区では、内田望司祭以来実に4年ぶりである。そして、韓国・朝鮮というバックグラウンドを持った人として3人目の快挙。

 任師は、もと聖ガブリエル教会牧師張本栄(チャン・ボンョン)司祭の孫にあたり、これまで大阪聖パウロ教会で牧師補としてご勤務の当年31歳。

 式は午前10時の朝の礼拝から始まった。予想以上の約200人の聖職・信徒が聖堂を埋め、特製の式文はたちまち底をついた。

 按手式は、同10時30分から高野晃一主教司式で行なわれた。式典長は小川博司司祭、奏楽は高橋明子姉(川口)。旧約聖書を連合男子会会長高田須磨雄兄(聖三一)、使徒書を教区婦人会会長水谷小枝子姉(聖マルコ)、福音書を磯晴久司祭がそれぞれ朗読した。説教は、この日のために来日された韓国の聖公会大学総長の金成洙(キム・ソンス、前大韓聖公会管区長〉主教、通訳は任師の教父である李在賢(イ・ジェヒョン)兄が務めた。

 推薦のことばは坪井克己司祭と田中恒久兄(聖パウロ)、試問のあと任師は司祭の正服を着け、会衆の祈りは福田光宏司祭が行なった。そして高野主教が任師の頭に按手、臨席した司式団の聖職(日本・韓国、現任・退職の主教・司祭)全員がその肩に手を置いて、ここにめでたく、待望の任「司祭」が誕生したのである。

 続く聖餐式では、平和の挨拶において、任師は通路側の全会衆と素早く握手をして回り、喜びを体一杯に表わしていた。

 この日の信施金は、大韓聖公会の働きのために献げられた。感謝聖別では、新司祭は高野主教と並んでチャリスを高く掲げた。

 式後の祝会は会館3階において、任司祭が副牧師となる大阪聖パウロ教会管理牧師松岡虔一司祭の司会で行なわれた。食前感謝の祈りは、任師の母教会・韓国の水原(スウォン)教会牧師全三光(ジョン・サムクワン)司祭、乾杯は内田望司祭の発声で始まり、6つの食卓に盛られた聖パウロ教会(および教区)からの豊かなご馳走をいただき、祝辞やお祝いの贈呈、任師の親族や韓国から出席の聖職・信徒の紹介など、和やかで賑やかな雰囲気の中で新司祭を祝福した。

 ことに、任大彬・金姫貞(Kim・ヒジョン)ご夫妻の、幸せに満ち、輝いた顔が印象的であった。

 Im先生、頼んまっせ!

(森 英雄・記)