ニュースVol.2
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1999年12月発行

 日増しに寒くなりすっかり冬ですね。風邪など引いてませんか?クリスマス、年末に向けていろいろと忙しい時期ですが、それぞれの現場でご活躍のことと思います。さて、去る11月20日に第2回目の実行委員会を開催し、様々な事が話し合われました。その最新情報、「全国青年大会ニュース」を全国の青年の皆さんにをお届けします。

テーマの説明

「ひらこう!わたしを、教会を」
〜今、わたしたちの生活(いき)ているところから〜

  1. ひらこう!わたしを、教会を。
     プレ全国青年大会で話し合い、決まったキーワードの一つが、「ひらく」。日本と世界、人と人、自分と他者、教会と社会…私たちの周りにある様々な"壁"をひらいていくことはできないだろうか。"璧"がひらかれたその先には、何があるのだろうか。"壁"というイメージにとらわれなくても、周りに、何かひらいていきたいものはたくさんあるはずだ。
     もう一つのキーワードは「教会の未来担っていく私たち」。 しかし私たちは、現在の教会につながるものだということを忘れたくはない。個々が持つストーリー、それそれの活動を紹介しあい、わかちあい、つながりを再発見していく。それは、"わたし"自身をひらくことだ。また、"教会"を、外へ、地域へ、とひらいていけないだろうか。
     「わたしを、教会を」というのは、それらのイメージから、教会はひらかれているか?教会の中や外に璧はないか?という疑問から、また、出会いの中で、まず自分をひらいていこうという思いだ。

    ひらく、
    ひらこう、
    ひろげる、
    ひろがる、
    開こう、
    背こう、
    拓こう、
    扱こう…。
    (これはおまけ。)

  2. 今、わたしたちの生活(いき)ているところから
     参加者には、自分たちの生活(いき)ている、その現場を持ってきてほしい。私たちが立っているその場は、学校であり、社会であり、家であり、………そして、教会でもある。この集まりを、日常とかけ離れたところで始めるのではなく、自分の生きている、生活している場とつなげていてほしい。
    「私たちの生活(いき)ているところから」、はじめよう、ひらこう。

2000年全国青年大会準備の流れ

プログラム(案)の内容要旨

主題講演

 キリスト者である私たちは、様々な状況の下で生きているが、その状況やそこに生きる人々に対して、様々な思いをもっている。それらの思い(喜び・悩み・悲しみなど)をもって聖書を読むとき、聖書はただの書物ではなくなり、生きていく希望や新たな指針が与えられる。青年大会では、自分たちの置かれている状況を見直し、ひらかれていくために、具体的な現場で働きながら、聖書と対話しておられる方に『ひらこう』というテーマを念頭に置きながら、90分ぐらいで講演をしてもらう。青年大会に参加した一人一人に新しい視点、与えを与えてくれるようなネタを提供してくれる人が良い。宣教ということを意識していなくても、その活動そのものがイエスを述べ伝えるという宣教になっているという人に話を聞きたい。
 こういうことを求めたい、聞きたいというのをあげて、学生青年運動協力委員会に講師をリサーチしてもらうのも一つの手段。

『ひらく』(青年内部からの呼びかけ)

 「課題」の持ち寄りが大会の目的のひとつであることから、自分の置かれている具体的な状況を、この大会で分かち合い、みんなに問いかけたい人、問いかけてほしい人を人選、依頼し、率直にアピールしてもらう。青年の中から25〜7の3晩で3名程度。

分科会

 主題講演を受けて得られた新たな視点、視野をもとに、各自の興味あるタイムリーな課題について、小グループで分かち合う。そして、その課題をより深める。
 私たちの共同の食事であり、派遣の祈りである聖餐式(あるいは礼拝)に向けて、課題からの語りかけが整餐式(礼拝)にどのようにつながるのかをまとめる。例えば、代祷、歌、宣言、などにしてみるとか。

バイブルシェアリング

 私たちの今までの有り様を振り返れるような箇所を選び、簡単な解説などの導入の後、小グループで思い・感想などを分かち合う。もっと変わった刺激的な方法があれば…。

グループワーク

 聖餐式(礼拝)を作り上げていく上での役割別の小グループに分かれ、各分科会でまとめられたものを活かし、他のワーキンググループと協働し作り上げていく。
 具体的な作業を進める。多分時間内に終わらないことが予測されるので残りは夜に。

アピールTime

 すでに全国でアクションを起こしている人、またこれから起こそうとしている人、大会中に何かひらめいた人達からのアピールの時間。アピールを受けた参加者が『はじめのいっぽ』を踏み出すきっかけを提供する時間。宣伝、自己アピール、パフォーマンスなどなど。

ミッドナイトプログラム

 自然に恵まれた野辺山の夜を満喫するナイトハイクや飲み会、キャンプファイヤー、友達作りなど何でも。ネットワークを広げる大切な時間。ナイトハイクやキャンプファイヤーなどを、オプショナルプログラムとして、設定して置くことも考えられる。

礼拝(朝の礼拝、就寝前の祈り、聖餐式)

 踊りや歌、手話、テゼ、全国の諸教派や教会、教区と祈り合うことなどを取り入れて、一人一人が主体的に参加できる礼拝。様々な思いをキリストと共に分かち合うことの象徴であり、私たちの共同の食事、派遣の祈りである聖餐式を通して、自分たちのリアリティーを持ち寄って分かち合う。分かち合うことによってひらかれていく。

分科会の内容案 募集!

 現在実行委員の間で、以下のような分科会のテーマがあがっています。

『ジュビリー2000』
2000年はヨベルの年、ということから国際債務の帳消しが叫ばれている。

『沖縄サミット』
青年大会の開催される同じ年に沖縄でサミットが開かれる。

『新ガイドライン、日の丸、君が代などの法律』
法律がどんどん変わっている、ある意味日本は戦前を迎えようとしているのではないか。

『教育』
人間の能力を本当の意味で延ばす教育がなされていない。そこから様々な問題が生じる。

『日雇い、路上生活者の問題』
私達の回りに具体的に弱くされた人々がいるという現状に私達自身がどう関わるか。

『環境の問題』
人間の欲望のために、神様が作られた大切な自然を破壊している。

『高齢化の問題』
人口の高齢化が急激に進んでいる。教会の高齢化、介護保険制度などの問題。

『平和』
法律にも関連してくるが、核の問題や、周辺事態法、軍、自衛隊、基地の問題など。

『国家』
現在の日本の国家がどういう方向に進もうとしているのかなど。

『ジェンダー(同性愛)』
性差別、同性愛者差別、パートナーシップ、男であること、女であることについてなど。

『愛』
結婚とは、愛とは、隣人を愛するとは。

『女性司祭』
女性司祭の実現がなされたものの、未だに認知されていない現状、聖職とは。

『礼拝』
心から捧げられる礼拝、礼拝の形式の可能性、相互陪餐、幼児陪餐、などについて。

 今のところこのような内容が提案されていますが、他にこんな分科会がほしいこんな分科会を担当したいこんな内容もあるのでは?というような以意見をどんどん実行委員会宛に提案して下さい。興味、関心のあること、現在関わっていることなどを全国の青年達と分かち合いたい、考えたいという意見をお待ちしています。今回の青年大会が『課題の持ち寄り』を目的のひとつとしていることを確認しながら、分科会のテーマを募集しています。

※参考までに前回の大会の分科会をあげておきます。

教会とボランティア(震災・地域・教会)

礼拝

教会教育(日曜学校・イエスと私)

命をみつめる(死刑制度)

沖縄

環境(大地の痛み)

アジア

女性(わたしとあなた)

差別

教会音楽

キリストを生きるく命[生・死・喜び・悲しみ]を見つめて)

ぶどうの木(それぞれの分科会での一人一人の思いをブドウの実として、模造紙でブドウの木を作成)

次回実行委員会

1999年12月18日(土)14:00〜 聖公会神学院にて

次回拡大実行委員会:2000年2月26日(土)、27日(日) 東京にて[詳細は決まり次第案内を送ります]

おねがい(再掲)

「このニュースはe-mailで送ってもらったほうが都合がいい」という方は下記アドレスまでご一報ください。郵送費の削減や作業の円滑化等のため、e-mail、ホームページでの情報発信も積極的に活用していきたいと思います。ご理解、協力をよろしくお願いいたします。

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