コンテキストビルディング

ミニワークショップ

1.描いてみよう

必要なもの:新聞の切り抜き

目的:

・若者の社会的な意識のレベルを測るため

・自己表現のため

・グループの一体感を築くため

方法:新聞の切り抜きについて、絵を描きます。

1.               6~12人のグループに分かれます。

2.               グループリーダーを決めます。

3.               ファシリテーターは、グループごとに新聞の切り抜きを読んで、その出来事について、絵を描くように指示します。

4.               議論と準備のため、5分間時間を与えます。

5.               30秒でグループは絵を描かなければなりません。

6.               時間になったら、描くのをやめなければなりません。

7.               どのグループが割り当てられた状況をうまく描いているか見比べてみます。

2.ユースライフ・マッピング

必要なもの:アンケート票(たとえば下記のもの)

目的:

・若者の生活パターンの理解

・物の見方や生い立ちの社会的変化の理解

方法:インタビューとディスカッション

 

あなたの世代

あなたの親の世代

あなたの所属する団体

   

あなたの好きな歌

   

あなたの好きな食べ物

   

あなたの好きな服・ファッション

   

あなたの好きな映画

   

あなたの好きな本

   

あなたの好きな漫画

   

一番尊敬する人物

   

買い物をする場所

   

結婚適齢期

   

生活空間

   

姉妹兄弟の数

   

よく行く場所

   

親の職業

   

国のトップニュース

   

科学技術の大発見

   

イデオロギー・信仰

   

上記のようなアンケート票を用いて、青年(あなたを含めて)、親の世代の年配者にインタビューします。

過程:

 30分かけて、自分たちがとったアンケート票を比較します。2つの世代で、何が似て、何が違うでしょうか。何が大きく変化していて、何が変化していないでしょうか。私達の社会は、何が大きく変わり、何が変わらなかったでしょうか。

 ファシリテーターは話し合いの際に、ディスカッションに役立つよう、消費文化に影響を受けているスタイルや嗜好を取り上げるようにします。議論のポイントにしたいのは、私たちの選択によって、何が起きるか?ということです。

3.情報技術に賛成か反対か

必要時間:20~30分

目的:青年の中で、情報技術の長所・短所を明確にし、議論する。

必要なもの

・短いポップ・ソングが録音されたテープとレコーダー

・2枚の大きなホワイトボードもしくは模造紙

・マジック

・マスキング・テープ

1.               参加者を2グループに分けます。

2.               一方のグループを「賛成派」、もう一方のグループを「反対派」とします。

3.               紙を壁かボードに貼り、1枚の紙を1つのグループに割り当てます。ここに参加者は情報技術に賛成・反対の理由を出来るだけ多く書きます。

4.               グループの全てのメンバーは1列になり、3メートル程壁やボードから離れます。

5.               5分間だけグループごとに「賛成」「反対」の議論の時間を与えます。

6.               BGMをスタートさせます。メンバーはそれぞれ紙に走りより、出来るだけ速く理由を1つ書きます。そして列に戻り、ペンを次の人に渡し、同様のことを繰り返します。

7.               音楽が終わるか、理由がなくなったら終えます。

進行:

 進行役は列挙された賛成・反対の理由について議論をする手助けをします。グループでは、あなたの国の青年文化にITがどのような影響を与えているか焦点を当てることができます。できれば、ITがどのような点で画期的か、持つものと持たざるものの格差生んでいるか、人間関係をどう変えていくか、ということなどについて議論を深めます。

4.日々の暮らしの国際化

時間:30分

目的:国際化と、日々のくらしへの影響を理解します。

必要なもの:

・大きな模造紙

・マジック

指示:

1.               参加者に、今所持している製品を調べるように指示します。

2.   製品を確認し、どこの国で作られ管理されたか、どこの会社でつくられたかを次のような表を使い、明確にするようグループに言います。

製品

メイドイン

所持者

1.

   

2.

   

3.

   

4.

   

5.

   

3.               製品がどこで作られたかわからない場合もあると思いますが、身近ところに出回り、役立っている多くの製品が輸入品だという事実を確信できるように努力しましょう。

進行:

 進行役は、フルーツ、化粧品、必需品等の輸入品がローカルマーケットにあふれていることを議論する手助けをします。こうすることにより、国々(ビジネスも含めて)が自分の国の製品を他国に売って製品を交換することによりいかに物をそろえるのが容易かということを示すことができます。しかし利潤は普通 多国籍企業に持っていかれます。輸入製品が地域経済にもたらす良い点と悪い点について議論してみましょう。

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