コンテキストビルディング
ワークショップ1
目的:
・参加者に彼らの社会の現状を説明させます。
・彼らの社会に存在する問題・要因や直接的影響について明確にさせます。
・聖書に書いてある「命の成就」を自身に投影させます。
時間:1.5~2時間
必要なもの:1グループあたり3枚の模造紙、クレヨン、マーカー
指示:
1. 参加者を4~7名のグループに分けます。
2. 各グループは以下のことをします。
A-1枚のボードシート・ペーパーにあなたの国を表した大きな地図を描きます。
・ 青年に直接的な影響を及ぼす要因となる出来事、争点、現実を書きます。
・ 地図の中心から、それらの要因に向かって矢印を描きます。矢印が長ければ長いほど影響力が大きいです。そして良い影響には(+)、悪い影響には(-)を記入します。
B-別のシートに世界を表した大きな円を描きます。
・ パートAで書いたものと(国内・国外の)異なる要因を書きます。
・ 各々の要因に対して、円の外から中心に向かって矢印を描きます。中心に近いほど影響力が大きいです。そして良い影響には(+)、悪い影響には(-)を記入します。
C-教会、組織、施設や運動を表した建物を描きます。
・ 彼らが関わり、活動的に参加し、パートA,パートBで答えているもので、良い点を明確にします。
・ 彼らが答えることができなかった悪い点を明確にします。
・ 良い点に関して、建物の外に向かって矢印を描きます。長ければ長いほど、影響力が大きいです。
・ 悪い点に関して、建物の中に向かって矢印を描きます。中心に近ければ近いほど影響力が大きいです。
3. グループ同士で、何がわかったか分かち合いをします。
4. グループ同士で分かち合いをした後、進行役/司会は、データを追加したり、レポートで教えることもできます。つまり、わかったことを全員で分かち合います。
コンテキスト ビルディング
ワークショップ 2
時間:1.5時間
グループワーク:AかBのどちらかを選択します。
A)富める者と貧しい者
目的:貧富の差の原因は、自然現象ではなく、
構造的不平等であることを理解するため
備品:「富者の饗宴」では豪華な食事、
「貧者の饗宴」では水とパンだけの最低の食事を用意する。
指示
1. グループメンバーは1枚のカードを引き、富者か貧者かを決める。
2. カードによって割り当てられた役割ごとに座る。
3. 食事を食べ、富者と貧者になることによってどのように感じるかに気付いてもらう。饗宴は30分続きます。
メンバーに金持ちと貧乏人になってどのように感じたかをたずねる。世界にどうして金持ちと貧乏人がいるか議論を促す。大切なことは、格差は運命ではなく変えたり、少なくしたりすることができることに気づかせることである。
B)ロールプレイング
指示:
1.ファシリテーターは、それぞれの役をする希望者を参加者の中から募る。
・一人はインタビュアーを演じます。
・他の人は
移民労働者、女性、農夫、未婚の母、青年、売春婦、
失業者、HIV/AIDS感染者、性的虐待の被害者、
先住民、同性愛者、高齢者等を演じます。
2.応募者は、役割に従って演じ、インタビュアーは彼ら彼女たちに「いのちが満ち溢れる」(命の成就)とは何かをたずねます。
進行
ファシリテーターは現代における「命の成就」の意味を結びつけるように、よく気をつける
これらのアクティビティを1つか2つ行ったあと、聖書研究が続くとよいでしょう。