聖公会について
聖公会は、1534年、ローマカトリックのイングランド管区が、ローマ教皇の管轄から独立し、英国国教会として自立したのが始まりです。
その後、長い論争、反動、改革、分裂を経た結果、ローマカトリックとプロテスタントの中道(その橋渡し的性格を尊重し、ブリッジチャーチと称しています)という特殊な位置を占めるとともに、国教会という枠組みを超え、世界各国に聖公会の自治管区が誕生しました。
今では、聖公会綱領という四つの規定と、初代教会からの伝統と、宗教改革の歴史を併せ持つ式文を収めた、祈祷書に基づく礼拝をまもる他は、個々の信徒の多様な思想を許容する、アングリカニズムと呼ばれる寛容の精神に立脚した教派となりました。アングリカニズムは、多様性の中の一致とも表現されます。
英国聖公会イングランド管区の、カンタベリー大主教を精神的首長とする、アングリカンコミュニオンという緩やかな信仰共同体の交わりの中にある聖公会の信徒総数は、現在、世界で約7000万人です。
日本聖公会には、11教区、約300の教会をはじめ、多くの教育機関、医療・福祉施設があり、立教学院、桃山学院大学、聖路加国際病院、滝乃川学園、エリザベスサンダースホーム等がよく知られています。
八戸聖ルカ教会は、1896年に講義所として発足し、1903年に正式な教会となりました。教会草創期に設置された八戸幼稚園は、2002年に創立百周年を迎え、今まで4000名を超える卒園児を輩出しています。