NSKK 日本聖公会 東京教区
教区の礼拝 教会一覧 教会地図検索 主教メッセージ 教会暦
教区の活動 イベント 諸活動 関連団体 書籍・冊子

「クリスマス文化」を越えて

主教 植田仁太郎

 クリスマスというものが世の中で受け容れられて、友人同士や家庭での楽しみの機会となっていることは、大変うれしいことです。私たちの知っている、クリスマスにまつわるすべての事柄を、私は「クリスマス文化」と呼んでいます。あらゆるクリスマスの飾りも、ケーキもプレゼントも、カードもクリスマス・キャロルも――これらすべては、イエス・キリストの誕生をお祝いする習慣の中で、世界各地で、人々が生み出してきた「文化」です。サンタクロースという、クリスマス・キャラクターも生み出しました。これも文化の一部です。
 この文化が表現しようとしていることは、言うまでもなく、喜び、平和、思いやり、尊さ、などで、人間なら誰もそのことの大切さに異を唱えないでしょう。だからこそ、社会のあらゆるレベルで祝われるのでしょう。
 教会は、そのことを一方で歓迎しつつ、他方では、いつもその「文化」を越えて、クリスマスの真実を呈示しようと苦労しています。その真実のひとつは、喜び・平和・思いやり・尊さは、イエス・キリストの苦しみと自己犠牲の結果としてもたらされる、ということでしょう。
 クリスマスを一緒に祝いましょうと、招かれている私たちは、同時に、いつも、他の人のために苦労できる人になりましょう、という風にも、呼びかけられています。

<主教メッセージに戻る>