竹田主教の復活日メッセージ
   -1999.4.10-

みなさんイースターおめでとうございます。

 イースターは主イエス・キリストの死からよみがえられた、教会の最も大きなお祝いの日です。 イースターのお祝いはただお甦りになったことだけを喜ぶだけではなくてイースターの祝福は主イエスの十字架の苦しみと死を一緒に記念する、そういう祝日です。

 御復活は主イエス・キリストが苦しみと死がなくなって復活されたということではなくて、甦られた主イエスのお体に釘にさされた傷のあとがついていましたように、苦しみながらの復活です。また、十字架のお苦しみの時も私たちにはその中に甦りのきざしが、あるいは甦りのしるしが見えます。主イエスの赦し…神様の愛が…主イエスの十字架の死によって…その愛がほとばしり出るような、そういう主イエスの愛が打ち勝ったという、そういうしるしがすでに見られます。 それがお甦りの喜びでイースターの日に確認をするわけです。それで、もっともっと大きな私たちの喜びになります。

私たちの日々の生活も図らずとも楽しいことばかりではなくて、絶望したり、落ち込んだり、挫折したりします。罪に悩んだりします。いつも死の不安もあります。そういう中に、神様の愛、神様の恵みの力がいつも働いているということを信じぬくこと…それがイースターの喜びのもとになるものです。

私たちも日々の生活の中でいつも神様の愛と恵みが打ち勝っている、そういうことを信じながら日々の生活を過ごしたいと思います。

皆様の上に主の安らぎの恵みがいつもありますようにお祈りいたします。

どうも皆様、おめでとうございます。