「お客様、よろしければ、どうか、僕(シモベ)のもとを通り過ぎないでください。水を少々持って来させますから、足を洗って、木陰でどうぞひと休みなさってください。何か召し上がるものを調えますので、疲れをいやしてから、お出かけください。せっかく、僕(シモベ)の所の近くをお通りになったのですから。」(創世記18:3-5)
ホスピタリティ。ホスピタル。ホスト、ホステス。そしてゲスト。全部「もてなし」という意味に由来している単語だ。アブラハムとサラは、訪れて来た3人の旅人をもてなした。至れり尽くせりして。たまたまその道を通り過ぎる者だと思っていたら、実は主の天使たちだった…。聖ルカ礼拝堂は病院のチャペルだから、他の教会よりもその使命が明らかになっている。すなわち、病院の理念??「だれもがすぐわかるように」キリストの愛を伝えるという聖路加の偉大な働きのサポート役になること。チャペルに現れた人一人一人??それは初めて見えた方であろうが数年一緒に礼拝を守って来た人であろうが??現れた人を温かく迎える心をわたしたちは持っているだろうか。神の恵みを求めて来た人に対してわたしたちは愛を伝える器になっているだろうか…
(司祭 ケビン・シーバー)