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聖パトリック教会1957年伝道開始
2006年2月19日発行 第169号
牧師 司祭 ミカエル 加藤俊彦
聖パトリック教会の皆様へ、2006年のはじめに開かれる聖パトリック教会の受聖餐
者総会にあたり、ご挨拶申し上げます。今回の総会は、私が聖パトリック教会で迎える
2回目の総会となり、この3月をもって2年間の勤務が過ぎようとしております。その
間、主日の説教や聖書研究、あるいはパトリックニュースやまじわりなどを通して、私
がどのような者であるかということを、信徒の皆さまはある程度理解されたのではない
かと思います。教会の人事異動は信徒の信仰生活に留まらず健康や命にとっても、大変
大きな変化を与えるものであることを、これまでの経験の中で感じてきているだけに、
この2年間慎重に過してきたつもりです。そのような中においても、皆さま同士が互い
に声をかけ合い、また気に留め合いながら、その交わりを保ち続けくださいましたこと
を心より感謝いたします。まだまだ、信徒の皆さまについて把握しきれずにいるところ
があるとは思いますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年教区の信仰と生活委員会が主催した信徒研修の一つに植田主教様による信徒講座が
ありました。5月の講座では「あなたがイエス・キリストへの信仰を持ち続ける上で、
大切だと思うものを三つ上げてください」という質問に対して、幾つか挙げられた選択
肢の中から、参加者が、その答えだと思うものを選び、話し合いが持たれました。その
際挙がった選択肢には、礼拝に参加すること、聖書を読む機会、個人の祈り、教会の交
わり、祈祷書、祈りの本、聖歌を歌う機会、説教、奉仕の機会、献金などがありまし
た。その講座に私は参加しておりませんでしたが、この質問があるところで話題になっ
たとき、その答えを私が選ぶとすると、礼拝と聖書と教会の交わりと答えました。する
と、その答えに対して、礼拝と聖書は分かるとしても、教会の交わりは時に信仰のつま
ずきとなることがあるので、さほど大切なことではないという意見が、その場に居合わ
せた信徒から即座に返ってきました。
キリストへの信仰を持ち続ける上で礼拝に参加し聖書を読むことはもちろん大切なこ
とです。しかし、それらと同様に、教会の交わりへの参加も欠かすことはできません。
キリスト教の特徴は、信仰を個人的なものとしてではなく共同体的なものとして理解す
るところにあります。つまり信仰は一人で守り続けていくものではなく、皆で保ち続け
ていくものということです。そのためには、教会で行われる愛餐会や掃除やバーベキュ
ーパーティーやバザーや種々のプログラムへの参加が大切なことになります。それによ
って、信徒のつながりが深まり、その絆が結ばれ、互いが互いを心に掛け合う愛の交わ
りが生まれます。それが信仰の証しです。キリスト教の真髄は十字架の痛みを通って復
活の喜びへと至るという信仰です。苦難を経験して救いが与えられるという信心です。
教会の交わりは楽しいことばかりではありません。意見の相違や困惑があってこその交
わりです。それらを身に負い、痛みを通してこそ、本当の喜びへと導かれ、信仰が養わ
れていきます。
私たちの教会は来年の2007年に創立50周年を迎えます。その記念日に向け、礼
拝、記念誌、十字架及びステンドグラスの設置、募金などの計画が考えられています。
今年はそれらのプログラムを練り上げ、まとめ、実施へと進めていくために実質的な作
業を行っていくことになり、そのための話し合いが持たれます。どうぞ、信徒の皆さま
が積極的にそのような交わりの機会に参加され、様々なご意見を出してくださるように
お願いいたします。そして、皆で頭を抱え苦難を背負いながら、50周年のお祝いのと
きを迎えたいと思います。そのとき、きっと、私たちの心の中には真の喜びと感謝とが
溢れていることと思います。そして、そのとき、私たちは聖書が語る救いを実感できる
のだと思います。そして、そのような中で少しずつ少しずつ信仰が培われていく筈で
す。具体的には、どうか、より多くの方々が、今年行われます、50周年の記念事業に
ついて話し合う場である信徒の集いに、ご出席を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、昨年逝去されました方々、その他ご関係の逝去者の方々が神様のみ許にあっ
て安らかに憩われ、またご家族への慰めが与えられますように心からお祈り申し上げま
す。
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