春の遠足
~国立ハンセン病資料館見学~
4月11日(水)、社会委員会は、ハンセン病問題についての啓発活動の一環として国立ハンセン病資料館を見学する「春の遠足」を実施しました。社会委員および有志13名が参加し、ハンセン病やその患者が辿った過酷な歴史について多くを学びました。
同資料館見学の後は国立療養所多磨全生園内の聖フランシス聖エリザベツ礼拝堂を訪問し、全生園入所者の生活や信仰について清瀬聖母教会の井口司祭からお話を伺いました。
西武池袋線清瀬駅からバスで約10分、多磨全生園の東端にハンセン病資料館があります。
資料館見学の前に、桜の木立の中を通って食事処に向います。
食事処「なごみ」に到着。
外は風が強かったので、ここで昼食をいただきました。
八重桜が見事でした。
館内見学のため再びハンセン病資料館へ。
館内の資料を見学。(資料館の許可を得て撮影しています)
ハンセン病に関する様々な資料に接し、驚きを覚えるとともに事態の深刻さを感じました。
聖フランシス聖エリザベツ礼拝堂に向かう途中、納骨堂に立ち寄りました。
宗教地区と呼ばれるエリアで、キリスト教や仏教の施設が建ち並んでいます。
その一角に日本聖公会東京教区 聖フランシス聖エリザベツ礼拝堂かあります。
清瀬聖母教会牧師の井口司祭にお越しいただき、全生園にお住いの信徒の信仰生活などについてお聞かせいただきました。
皆で聖歌548番を歌い、この集いを締めくくりましたました。
聖堂隣の和室にて、さらに井口司祭のお話しを伺いました。正面は逝去者の名簿。
礼拝堂前にて
全生園正門。初期の全生園では入所者を隔離するため敷地を堀と土塁で囲んだとのことですが、現在ではこのように開放的になっています。
ハンセン病問題について学んだ有意義な一日でした