引き続いて10時から、聖アンデレホールを会場に議事に入り、予定の審議をすべて終えて5時40分、閉会した。
出席代議員は議長・竹田教区主教のほか教役者四三人、信徒六八人の合計一一一人が出席。その他、番外議員一九人が参席し、ボランティアの人たち約二〇人も役務につきながら傍聴席を賑わした。議長席には竹田主教と、教務主事下条裕章司祭が、また書記席には佐々木庸司祭、高橋顕司祭が着いた。
- …審議に先立ち、竹田主教の開会演説があった。「教区宣教方針」にもとづいて「神の国を証しする宣教奉仕」が強調された。
- …『報告及び議案』(一七五頁)は出席議員に前もって届けられていたが、当日、『正誤表・差替え版』が加わった。
- …常置委員会報告が終ったところで常置委員選挙に入った。通算4回の投票で聖職・信徒各三人が当選し、次点二人も決まった。聖職に一人、初被選者が出て、三年つづけて新人が選ばれている。
- …委員会、プロジェクト、グループなどの諸報告は、午後2時近くまでつづいた。しかしその間、活動報告について、内容をめぐって質疑や意見を交わし合う光景はほとんど見られず、議事進行は、いつになく穏やかに運ばれた。
- …議案審議に入ったのは午後2時。合計一六件の案件が、質疑と意見交換を交えて審議された。三〇分ずつの二回、時間延長の動議が通って議事が進行されたが、中には十分、審議されたとは思えない案件もあったようである。
- …その中で、比較的議論が集中し時間を多く割いた議案は、第七号「祈祷書研究委員会(仮称)設置の件」と、第一一号「聖アンデレ主教座聖堂理事会規則改正の件」関連議案であった。
新設プロジェクト議案では予算、期間の点に、また98年度教区予算案に、それぞれ質疑、意見が集まった。新展開をめぐって議論が予想された「現行の教区費分担金算出方法を検討する特別委員会設置」「常置委員選出方法規則改正」の二議案は、審議が5時20分から始まるという状況下にあって、審議不十分の感を抱かせたまま、「可決」となった。
- …報告、議案のいずれも、『報告と議案』を通し趣意が事前に学習されていて、大方が理解され、共感につながっていたことは確かであろう。それでも、総体的には、議場での実質審議が乏しい教区会に終ったという印象は、拭えないようだ。
財政問題、課題の多様化…、難題が並ぶ教区会。そこでの宣教課題の共有と実践は、しかし、議場から、教会や一人ひとりの働きの場へと移されたのである。