☆女性の司祭是認決議(法規第20条改正)
女性の主教の是非についての議論がされていない、時期尚早、グノーシスにみられる誤りといった反対者からの発言はあったが、議長はこの問題については賛成・反対者双方ともお互いを説得することは出来なかったことは残念であるとコメントし、採決してよいかと議場に図り、議場の雰囲気は採決すべき時期にきているとの判断で採決された。結果は主教議員賛成10票、反対1票で、代議員賛成30票、反対13票であった。混乱もなく、比較的平穏の内にこの重要な決定がなされた。
☆ガイドラインと調整委員会の設置
女性の司祭叙任が実現することで、聖公会に分裂と混乱が生じないためのガイドラインの策定と、問題が生じた際に当事者に意見を聞き、ガイドラインの趣旨に沿った助言を行う調整委員会の設置が決議された。ガイドラインについては分かりにくい表現もあるとのことで、修正案が出されたが、原案は賛成者・反対者双方の希望を調整してまとめたものであるので、整理されていない部分はあるがそのまま認めて欲しいと、提案者から希望があり、議場は原案どおり可決した。
☆主教会報告への要望
主教会の報告は議題項目の羅列紹介だけで、内容の説明は全く無いことについて、主教会は制度上総会に報告の義務はないものの、機密事項以外のことは話し合われた内容の方向性だけでも紹介して欲しいと議場から要望意見が出された。
☆宗教法人東京教区規則改正の承認
租税特別措置法第40条の優遇措置が得られるための、公益性を高める規則改正(責任役員を親族で占めないこと、責任役員の職務を明確にする、監事を置く等)が総会の承認を得た。教区事務所に総主事を置くことももられている。
☆管区の機構を見直す委員会設置
限られた財源と人的資源の中で、それらを有効に管区の働きに用いたいとの趣旨。既存の委員会の中には存続期限の定められていないもの、任務が重複するものがあり、それぞれ大切な働きではあるが、管区レベルでしなければならないもの等優先順位を付けて見直すことになった。
☆教役者年金掛け金の増額
低金利、教役者の減少、等の状況で維持が困難になっている聖公会教役者年金制度を続けて行くため、必要最小限の掛け金の値上げを決めたもの。しかし、2人の現職が1人のOBを支える現状と現状2%でしかまわっていない金利を5.5%とした運用予測を考えると将来性にはなお不安も残る。
☆ 総会代議員選挙規則一部改正
女性の信徒が多い聖公会にもかかわらず、総会の信徒代議員の数は圧倒的に男性が多い現状を鑑みて、バランスをとるために男女各1名としてはどうかという提案である。趣旨は理解されたものの、選出に縛りがかかって、運用しにくいという教区もあって否決となった。
☆ 教区常置委員会の組織に関する法規改正
「現任の司祭3人および成人の現在受聖餐者3人で組織する。」とあるのを「現任の司祭と執事33人および成人の現在受聖餐者3人で組織する。」と改正するものである。執事職の人が除外されていたものを適格者として認めることになった。
☆ 「アジア・太平洋地域平和・和解資金」設置
ブラウニング前米国聖公会総裁主教を退任されるにあたり、アジア・太平洋地域日米協動宣教事業のために、日本聖公会に5万米ドルの献金があった。これを受け、日本聖公会として、アジア・太平洋地域の平和と和解の実現のために、総額2000万円(ブラウニング資金620万円、大斎克己献金900万円、一般募金480万円という内訳)の募金を行うことを決議した。
☆ 祈祷書研究委員会設置
口語祈祷書が広く用いられるようになった中で、問題指摘が出されているが、管区にそれを受け止める部署がないということで、東京教区が設置を提案したものである。しかし、管区の機構を見直そうとしている時期に当たり、新しい委員会の設置は抵抗が強く、当面は主教会の諮問機関である教理・礼拝・組織委員会が、主教会を離れ、この問題を代行するとの約束を得て、議案を撤回した。
☆ 竹田東京教区主教が日本聖公会主座主教に
今総会における主座主教選挙において竹田教区主教が1回の投票で選出。