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継続的にささげること
時間、才能、持ち物、あるいは献金をささげるのに、地震、台風、洪水のような災害の場合などには、緊急の呼びかけにうながされて衝動的にささげる気持ちが起こることがあります。
一方、収入の一定の割合を献金としてささげたり、毎週決まった時間を奉仕にあてるように、継続的にささげることがクリスチャンとして大切なつとめだと考えられています。
継続的にささげることを「受けることの必要」の面からみると、困難な状況にある人々や教会を支援するには多くの場合継続的な援助を必要としていることから理解できます。
また、教会の中の役割や地域社会でのボランティア活動に時間や才能をささげる場合でも、継続的に奉仕がなされなければ有効な働きとはなりません。
そこで、たとえ奉仕や献金の動機が衝動的であっても、有益な働きをしようとするなら、その動機となったささげる気持ちを持ち続けることが大切です。
スチュワードシップの活動としては、継続的にささげることができるようにうながし、また励ますことを重視しています。
とくに欧米の教会では、一定の期間たとえば三年間にどれだけの献金をするというような献金の誓約(プレッジ)が行われています。
また奉仕についても、たとえば年ごとに奉仕の登録をすることによって、一年間を通して奉仕にあたることが求められています。
一方、「ささげることの必要」の面からも、いつも豊かな神の恵みのうちにあることを覚え、その恵みに対する応答として、捧げものを欠かさないことは信徒のつとめであり、また信仰の支えにもなります。
継続的にささげるために、神からいただいた恵みの内から一定の割合を神にささげることが旧約の時代から律法として定められていました。
また新約においても、
たとえばパウロが
「週の初めの日にはいつも、各自収入に応じて、幾らかづつでも手もとに取って置きなさい」(Iコリ16章2)
と記しているように、収入の一定の割合をささげることが奨められています。
とくに十分の一献金を重んじるバプテスト教会では、スチュワードシップの活動として十分の一献金の奨めに重点がおかれています。
「クリスチャンスチュアードシップ」 松村あき子著
日本バプテスト連盟発行
発売ヨルダン社、一九五九
実際には、多くの人にとって収入の十分の一をささげることはたいへん困難なことですが、たとえ三%でもあるいは二%でも、収入の一定の割合をささげることは大切だと考えられています。
しかし、継続的にささげることは、ややもすると感謝の思いを忘れ、たんなる習慣的な行為になりやすく、律法主義に陥る危険があります。
また、献金だけでなく継続的な奉仕についても、長年続けていくうちに律法主義的になっていく恐れがあります。
そこで、いつも神の恵みを再確認し、その恵みに対する応答として、感謝の思いをもってささげ、奉仕することができるようにうながすために、スチュワードシップの活動が重要な役割をはたします。
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