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教会での奉仕のスチュワードシップ



教会はその使命である宣教のために多くの働き手を必要としており、またそれによって信徒ひとりひとりの時間や才能をささげる機会が与えられています。
とくに日本の多くの教会は、規模が小さく財政的にも困難な状態にあり、教会で必要としている働きのために報酬を払って人を雇うことはとうていできませんから、信徒の奉仕なしには積極的な宣教を行うことはほとんど不可能です。
実際、ほとんどすべての教会は、多かれ少なかれ信徒の奉仕によって支えられています。
しかし、それほど重要な信徒の働きについて、これまでわりあい取り上げられることが少なく、一部の信徒の奉仕に頼っていたり、新たに教会に加わった信徒になにも奉仕の機会が与えられなかったりすることが少なくないのが現状ではないでしょうか。

そこで、教会によっては、必要としている奉仕の一覧表を作り、毎年奉仕に参加する信徒をつのるようにしています。
このようにすることによって、信徒が自発的に奉仕に加わることができるようになり、与えられている時間や才能をささげる機会が増し、それによって教会の必要が満たされます。

教会での奉仕の種類はそれぞれの教会によって違いがありますが、共通するところも少なくありません。

たとえば、礼拝のための奉仕として、
アコライト 奏楽 オルターギルド
アッシャー 聖書朗読 聖堂の清掃
音響係    
などがあります。

また、
日曜学校 聖書研究 祈祷会
家庭集会 週報作成 文書作成
新来者の世話 会計補助  
なども必要です。

また、
愛餐会の食事の準備 誕生カードの発送
逝去者記念の案内 バザーやサマーキャンプ
などのさまざまな行事、

クリスマスやイースターの祝会の準備 コンピューター担当
建物のメンテナンス 庭の整備
などもあります。

そのほか、対外的活動として、
ボランティア活動 教会グループの活動
他教会との交流などのための奉仕  
も必要となることでしょう。

このほかに、
「自宅での代祷を重要な奉仕の項目」
として取りあげている教会もあります。
教会内外の人々のため、社会の様々な出来事のために自宅で祈ることはだれにでもできることですが、それをスチュワードシップとしてとらえることによって、恵みへの応答として継続的にささげることのできる機会として、祈りの大切さを再確認することができます。

これらの奉仕を、衝動的にではなく、継続的に行うことは、
「ささげることの必要」と
「受けることの必要」の
両面からみて重要なことです。

そのために、奉仕は思いつきではなく、登録することによって責任をもって役割りをはたすようにうながすことが大切です。

しかし、奉仕はあくまで自発的になされなければなりません。
したがって、強要されたり他人の目を気にするようなことがあってはなりませんし、状況が変って奉仕が続けられなくなったようなときの適切な配慮も必要です。

このような信徒への配慮は牧師がするのが普通かもしれませんが、奉仕は信徒の自発的な行為であることから、信徒のひとりあるいは数人をスチュワードシップ担当者として、牧師の働きを支えるのが良いという考え方もあります。

欧米の多くの教会では、スチュワードシップの担当者がおかれており、おもに献金の呼びかけなど教会財政に関係する役割を担っていますが、教会の奉仕のすすめもスチュワードシップの重要な働きとしてとらえられています。

まだ日本の教会ではスチュワードシップという言葉はあまり使われていませんが、多くの教会では奉仕の登録が行なわれており、それをスチュワードシップとしてとらえることが、奉仕に対する理解を深め、また実践につながっていくのではないかと考えられます。

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