ごあいさつ

 この度、チャリティーコンサートの形で、様々な働きにつながらせて頂くという私自身の希望がかない、実現の運びとなりました。宣教主事の宮脇博子さんが橋渡しをして下さり、今回はカパティラン運営委員会、たすけあいセンター、聖パウロ教会、東京教区城南グループ協議会の諸団体が一体となって、企画運営にあたって下さいました。
 当日、聖パウロ教会へ足をお運びくださる皆様に、カパティランの働きに対するご理解、ご賛同、ご協力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
 私は導かれるままに祈りを込めて演奏し、皆様と共に、すべての働きが神様の導きの手にあることを、こころに深くとめるひとときとさせて頂ければ幸いでございます。

関 晴子



関 晴子 (せき せいこ)プロフィール

 東京生まれ。桐朋学園音楽部門五期生。三浦玲子、井口愛子、井口基成、井口秋子、R.レヴィンの諸氏に師事。
 1958年、第27回日本音楽コンクールピアノ部門優勝。1963年、米国ジュリアード音楽院卒業後、関西を中心に演奏活動を行い、また大阪相愛大学にて後進の指導にあたる。1965年〜80年、芦屋聖マルコ教会信徒。
 1981年、東京に戻り、独奏、伴奏、室内楽の各分野で国内外にて演奏。1995年より3年にわたり、東京、神戸、山口、小山市にて、阪神淡路大震災チャリティーリサイタル10回シリーズを開催。また、2001年まで桐朋学園大学ピアノ科非常勤講師を務めた。セイクリア会代表。日本演奏連盟会員。
 最近の活動としては、荻窪?芸館、岩手県雫石ラ・ラ・ガーデン、山口赤十字病院、銀座王子ホール(セイクリア会スペシャルコンサート)など、たびたびリサイタルを行っている。また、日本聖公会祈祷書に基づき、礼拝で歌われるチャント「キリエ」「主の祈り」他12曲を作曲。
 現在、聖愛教会信徒として奏楽奉仕、および聖路加国際病院の音楽奉仕グループに参加。



KAPATIRAN(カパティラン)紹介

 カパティランは、フィリピン人をはじめとする日本で暮らす外国人が、差別されずに生活できる社会を目指して活動しているNGO(非営利民間団体)です。日本聖公会東京教区のプロジェクトとして1988年に発足、現在は教区のサポートのもと、自立に向けての歩みを始めています。
 日本全国から寄せられる電話相談は、毎月平均300件、結婚、離婚、家庭内暴力、在留資格、妊娠・出産や子供の問題など多岐にわたります。
 「カパティラン」という団体名は、「兄弟姉妹」「同胞」という意味のタガログ語(フィリピンの言葉)です。この名前のとおり、カパティランでは「かわいそうな外国人」を助けるのではなく、同じ立場の人間として、相談者の悩みに寄り添いつつ自立を促すことを目指した支援を行っています。


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