アングリカン・コミュニオン

16世紀になると教会のなかの聖書に拠らない信仰を見直そうとする動きが生まれ、聖書のみを信仰の 柱とする「プロテスタント(Protestant =異議を申し立てる者)」教会が誕生しました。これにより、キリスト教の 信仰は、従来の流れを保持する「カトリック(Catholic =普遍的な)」教会とのふたつに分かれてしまいました。
しかし、英国における宗教改革は、もう少し穏やかな流れの中で行われました。しっかりと聖書に基づくけれど、聖書に 反しない伝統や習慣は保持していくという教会が生まれました。これがアングリカンの母体である英国教会です。 この意味でアングリカンはプロテスタントした教会ですので、プロテスタント教会と言うことができるでしょう。 しかし、聖奠(せいてん:サクラメント)、主教・司祭・執事という三聖職位という従来の制度を保持した点では、他の プロテスタント教会とも異なるのです。
以来、2000年のキリスト教の歴史を注意深く維持しながら宣教が行われ、現在では、世界160ヶ国余に7,000万人近くの 信者を擁するに至っています。

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日本聖公会

日本における聖公会の歴史は、安政6年(1859年)にアメリカからリギンズとウィリアムスという二人の宣教師が 来日したときから始まります。やがて、使徒信教の中にある「聖なる公の教会(The Holy Catholic Church)」という言葉 から「日本聖公会」という名称の教派が組織されました。現在では、全国を11のエリア(教区)に区切り、それぞれの 教区主教のもとに礼拝、宣教に努め、教会・伝道所の数はおよそ320、信徒数は55,000人の規模をもつ教会組織と なっています。

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