教会暦
降誕節
2022  星の光る深い夜
ほしのひかるふかいよる
青木瑞恵 (1936-)
MAGGIE
坂本日菜 (1968-)
 2021と同じ詩に、同じ作曲者によって別なタイプの曲がつけられて、華やかなクリスマス賛歌となっています。
 作曲者は創作に際して、「ヨハネの黙示録の中で見たように、天使たちが夜も昼も絶え間なく歌っている賛美の歌に、わたしたち一人ひとりの歌声が加わって、その歌声が天地を結ぶ役割になったら素晴らしい。その歌声は、時、所を超え、あまねく世界を包み、天使の歌声と和して、全世界が一つとなって平和な瞬間が実現できたら、神は喜ばれるであろう」と記しています。
 2021の落ち着いた旋律と対照的に、明るくスケールの大きな曲の雰囲気は、クリスマスイヴのキャロル礼拝や、聖歌隊のアンセムとしても適しています。
 5節の前に間奏を入れて曲を転調させるのも、賛美のこころを高揚させて効果的ですので、ぜひ試してみてください(作詩者及び作曲者については、2021 を参照)。

(※)新しい聖歌の公募
 改訂委員会では『試用版』出版までに3回、新しい創作聖歌を公募しました。第一次公募(1998年秋〜99年2月)では、「降臨節・降誕節・愛」を、第二次公募(1999年秋〜10月)では、「大斎節・聖婚・葬儀」を、第三次公募(2000年7〜9月)では、「朝夕の礼拝・収穫感謝・子供を視野に入れた、または若者の視点からの共同の礼拝の歌」を、それぞれテーマに募集しました。
 結果、『試用版』には入選作から15曲が収録されました。公募作品の応募数や審査方法などについては、『聖歌集改訂ニュース』第3号、第4号、第7号において詳細に報告されています。
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