教会暦
降誕節
2023  たえなるみ歌の
たえなるみうたの
由木 康 (1896-1985)
*改訂委員会で一部改変
WOUNDERFUL SONG (FAITHFUL)
att. Johann Sebastian Bach (1685-1750)
 『古今』536番を、詩の一語のみを改変して収めています(3節「すくいのきみ」を「救いのみ子」とだけ変えました)。『古今』において「児童」の項目に置かれていたものを『試用版』に収める際には、特に「児童」の項目は設けず、より広く、それぞれの期節、また諸礼拝の意図にふさわしく用いられるように配置して収めました。結果、復活節の歌として2043「かえれつばめよ」(『古今』537番)、幼年葬送式の歌として2073「ふたたび主イェスの」(527番)、そしてこの2023は降誕節の歌として、それぞれ収録されています。
 作詩の由木康は、日本キリスト教団の牧師で、『讃美歌』の改訂・編集に携わり、日本の賛美歌界を指導した賛美歌学者です。『古今』331番「まぶねのなかに」や、『増補版』32番「救いの道を」の作詩者としても知られています。
 曲はJ・ S・バッハの教会カンタータ第68番から、第2曲の「アリア」を出典としています。
 素直な詩と、その喜びを表すような曲で、クリスマスの出来事が歌われます。はぎれよく、元気よく歌いましょう。
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