教会暦
復活節
2041  主の復活ハレルヤ
Mfurahini, haleluya
Bernhard Kyamanywa (1938-)
MFURAHINI, HALELUYA
Tanzanian traditional
 北タンザニアのハヤ族の民族音楽から生まれたイースターの聖歌です。
 100年以上のキリスト教の歴史を持つタンザニアでは、1960-70年代には賛美歌の歌唱において、民族音楽を取り入れる運動が起こりました。
 そのさなかである1966年に、タンザニア・ルター派の牧師、ベルンハルト・キヤマニワが、スワヒリ語でこの詩を書きました。そしてそれは間もなくドイツ語に訳され、1969年にルター派世界協議会が出版した聖歌集に、さらに世界教会協議会 (WCC)が出版した“Cantate Domino, 1974 ”に収められて、広く知られるようになりました。
 訳詩は『讃美歌21』333番のものをそのまま使っていますが、日本語のイントネーションと音楽との関係を考え、記譜を多少変えています。
 墓・死・憂いを打ち破り、死のとげを滅ぼす復活の主イエス、人類を救う神のみ業をハレルヤと賛美しています。
 もともとは結婚式の踊りの曲だと伝えられています。生き生きとした復活の喜びと、タン・タン・タン_という強・弱・弱のリズムを感じながら、躍動感をもってテンポよく歌いましょう。
 なお、『讃美歌21』では、4分の6拍子で表示され、メトロノーム記号(速度表示)は「4分音符=132」と付記されています。
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