礼拝諸式
葬送の式
2073  ふたたび主イェスの
When he cometh, when he cometh
William Orcutt Cushing (1823-1902)
JEWELS
George Frederick Root (1820-1895)
(訳詩 青木瑞恵)
 『古今』527番の改訂訳で、幼年葬送式の項目に収めました。この聖歌は、幼くして召されたこどもへの神のいたわりを、キリストの再臨とみ国の到来の希望をもって、子供たちにも分かりやすく解き明かしています。
 各節のおりかえしを、『古今』では、「み空の星と輝きつつ 主のみかむりのたまとならん」と歌っていますが、原詩に“Like the stars of the morning”とありましたので、ここではその部分を「夜明けの星が輝くように みかむり飾る主の宝」と訳しました。項目でこそ「幼年葬送式」に入れられていますが、普段の日曜学校礼拝の中でも使える聖歌です。
 作詩のウィリアム・カッシングは、米国マサチューセッツ州に生まれ、1860〜70年代に盛んであったムーディ (Dwight Lyman Moody, 1837-1899) によるリバイバル運動(第三次)に共鳴し、多くの福音聖歌や日曜学校聖歌を提供しました。
 作曲のジョージ・F・ルートもまた、マサチューセッツ州生まれで、教会オーガニスト、合唱指揮者、音楽教師として活躍した後、作曲に専念した人物です。 この曲は、カッシングのこの詩のために1866年に作られたものです。
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