| 「神は愛です」（ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節） 秋も深まってきたこの季節。寒そうに登園してくる子どもたちですが、幼稚園の門が近づくと、元気に「おはようございます」とあいさつを交わすと、輝くような笑顔になって心も温かくなります。 今月の聖書の言葉は、神さまが「愛」そのものであることをわたしたちに教えてくれているヨハネの言葉です。 わたしたちは、日々の生活の中で様々な形で「愛」を経験します。お子様を優しく抱きしめる温かさ、お友だちと仲良く助け合う心、困っている人にそっと手を差し伸べる思いやり、そして肌寒くなってきた秋の夕暮れに温かい食卓を囲む家族の笑顔。これらすべてもそれぞれ「愛」の姿の一つひとつです。 神さまは、わたしたち一人ひとりに、そしてこの世界のすべての人々に、尽きることのない温かい愛を注いでくださっています。 輝く太陽の光、色鮮やかな花々、黄金色に実った田園、山々を彩る紅葉、豊かな恵みをもたらす実り、大空を自由に舞う鳥、そして何よりも、子どもたちの健やかな成長と元気な姿。これらすべてが神さまからの尊い愛の贈り物です。 神さまはいつもわたしたちを見守り、「あなたが大切だよ」と語りかけてくださっています。 わたしたちも神さまからのこの深い愛を受け取り、その温かい心を、ご家族やお友だち、周りの人たちへと分かち合っていきたいものです。 優しさをもって接したり、「ありがとう」の感謝を伝えたり、笑顔を交わしたりすることで、愛はさらに大きく広がっていきます。 神さまが愛であるように、わたしたちも愛に満ちた心で、豊かな実りの秋のように、毎日を豊かに楽しく過ごしていきましょう。 |
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