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7月14日 聖霊降臨後第8主日(A年)
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司祭 バルトロマイ 三浦恒久 『主の祈り』に寄せて 今年五月末の日本聖公会総会で、聖公会とローマ・カトリック教会との、共通訳『主の祈り』の使用が、正式に決まりました。 天におられるわたしたちの父よ、 このように洗練され、精神化された言葉が用いられ、リズミカルで覚えやすい『主の祈り』が誕生しました。今後、わたしたちはこの共通訳『主の祈り』を、様々な場面で用いることになるわけですが、以下に、確認しておかなければならない事柄について、少し述べたいと思います。 天の中におられる私たちの父よ、 共通訳『主の祈り』と比較して、その違いがはっきりしていることが二つあります。その一つは〈切実感〉の違いです。直訳の『主の祈り』の「〜来い、〜赦せ」の方が、共通訳『主の祈り』の「〜来ますように、〜おゆるしください」よりも〈切実感〉があります。もう一つの違いは、〈生活感〉の違いです。直訳の『主の祈り』で用いられている「パン・負債」の方が、共通訳『主の祈り』で用いられている「糧・罪」よりも、〈生活感〉があると感じるのは私だけでしょうか。
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