教会の生立ち
1898年に京都市烏丸下立売に聖三一大聖堂の落成と同時に
聖三一教会として発足しました
(現在は聖アグネス教会となっている)
1930年に京都西部地区の伝道開拓拠点として現在地に
新築、移転して宣教活動を行う
1932年に聖三一幼稚園を設立して地域の伝道を進める
1977年に幼稚園保育室などを新築して、
教会部分の増改築を行いほぼ現在の姿となりました
2017年7月から耐震のため新築工事を行っています
2000年に創立百年記念行事の一環として記念誌を発行し
(A5版250ページ)これらに事が詳細に
記されています、ご希望の方はお申しで下さい
所在地のあらまし
古くは平安京大内裏の豊楽院(迎賓館)の跡地であり、
豊臣秀吉による聚楽第の南西側に当り、
現在の地名「聚楽廻」に残されています。
フラシスコ・ザビエルによる天正少年使節団はローマからの
帰国後キリシタン禁制の中で1591年に聚楽第に秀吉を
表敬訪問しているので当地に足を踏み入れたかも?
建物のあらまし
1930年に信徒の園部秀治兄の基本設計を基に
ミッション設計技師バガミネーの設計、
大工棟梁宮川庄助の施工で完成した洋風の中に和の技法を
忍ばせた2×4(枠組み壁構造)方式の木造二階建で一階を幼稚園に
二階を礼拝堂として作られ、ニコルス監督により聖別された
1977年に幼稚園教室などを新築や教会部分の増改築を
行いほぼ現在の姿となる
1999年に建物の老朽化に伴い補強と共に創建当時の
外観の復元と保存を目的に 大修理工事を行うと共に
国の登録有形文化財(26-0049)として登録されました
20015年4月に京都市の重要建造物に指定されました
日本聖公会カレンダー2009年掲載
当教会のテーマは「つながっていなさい」?
礼拝堂の梁や説教台など各所に葡萄の彫刻が施され、
「わたしにつながっていなさい・・・わたしはぶどうの木
、あなたたちはその枝である」(ヨハネによる福音書5章)を
表しています、また三位一体のテーマのゆりの花を表した
梁の形やマークが見られます
説教壇のブドウ 梁のブドウ 洗礼盤のブドウ 東側の十字架とぶどう
大きなクリスマスツリー
庭に有る銀杏木は1930年に若木が植えられ樹齢90年の
大木になり、これに毎年降臨節(12月上旬)になると電飾が
施され近隣の人はもちろんのこと、かなりの遠くから
見ることができ、多くの人々に楽しんでもらっています。
又京都市の保存木に指定されています
400個のカラー電球のツリー(現在はLEDに変わっています) 青空にはえる銀杏の木2000年
百聞は一見にしかず
礼拝堂は会衆席80人のもので、シンプルなデザインの中に木の
ぬくもりと創建当時からのオレンジ色の型板ガラスによる色調が
祈りと安らぎを覚える空間を創っていますぜひ一度おいで下さい。
カレンダーになった写真 京都の教会堂2007年 蓮佛亨氏 画 2007年12月
2010年に新調した洗礼盤 2004年建立教会墓地(京都霊園
あやめ地区内)