日本聖公会関係学校協議会

 我が国には、英国国教會、アメリカ聖公会、カナダ聖公会、日本聖公会が設立した教育機関が16法人あり、100年以上の歴史を有する学校、第2次世界大戦後設立された新しい学校法人もあります。1950年代後半、当時の日本聖公会総裁主教でいらして、立教学院の理事長を兼ねておられた八代斌助主教の提唱で「日本聖公会関係学校協議会」の前身が発足いたしました。

 初めは、キリスト教学校教育同盟の総会の夜に、各学校の責任者が集まり、親睦を深めかつ、直面する課題について情報を交換し、協力するといった非公式な会合でした。平安女学院の酒井健三院長と立教女学院の小川清院長が中心に運営され、実務を立教学院法人本部が担当していました。やがて、1958年の夏に箱根において第1回の「聖公会関係学校教職員研修会」が立教高等学校とプール学院のお世話で開催されました。1993年以降、関西地区の学校と関東地区の学校が交互に当番校として、夏期に研修会を企画・実施し、今日にいたっております。

 1992年に、規約が制定され、東日本地区と西日本地区から、会長、副会長が選任され、代表者会が法人事務局長連絡会の補佐をうけて運営に当り、日本聖公会管区事務所に事務局がおかれることになりました。日本聖公会北関東教区主教・日本聖公会首座主教宇野徹師が聖公会関係学校を担当しています。

 この他、毎年春に「聖公会関係大学・短期大学学長懇談会」が開催されています。

 なお、世界的規模で構成された「聖公会関係大学・短期大学協会(略称CUAC)」〔Colleges and Universities of Anglican Communion〕の第4回会議が2002年3月に立教大学で開催されました。

日本聖公会関係学校協議会
会長 平安女学院理事長・院長 山岡景一郎

 

(C)日本聖公会関係学校協議会 最終更新日Saturday, August 02, 2003